“縫い合わされたTシャツ”で訴える乳がんの恐ろしさ。

Case: StitchedShirt

アメリカの乳がん基金「The Susan G. Komen」が主催しているチャリティイベント「RACE FOR THE CURE(世界最大級の5キロラン&ウォーク大会)」。

乳がんの早期検診を呼びかけるこのイベントで、同基金が啓発を目的として配布したTシャツをご紹介。

Susan G. Komen – StitchedShirt – CaseStudy from Federico Duran on Vimeo.

胸の部分がピンクの糸で縫ってあるこのTシャツは通称「StitchedShirt(縫い合わされたTシャツ)」。それはまるで乳がんを摘出した手術の跡のようで、タグにはこのようなメッセージが書かれています。

未来の傷跡を防ぐには、早期受診の大切さに気付くことが重要です。

タグを引っ張ると糸はスルスルと抜け、「RACE FOR THE CURE」のロゴが現れるようになっています。

このTシャツは、「RACE FOR THE CURE」当日、イベントに関するツイートをすることを条件に無料で配布。大勢の人々がTシャツを求め、ブースに列を作りました。

最終的には1,000人を超える人々が「StitchedShirt」を着用。乳がんの早期発見の大切さを身をもって実感し、SNSを通じて周囲に拡散しました。

きわめてシンプルなクリエイティブを通じて、大勢の女性に乳がんを“自分事化”させることに成功した乳がん早期受診啓発施策でした。

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