試乗車なし!展示車なし!タブレットだけで1500台売り上げたブラジル ホンダの凄い販売戦略

Case: Invisible Car

一般的に『試乗せずに車を購入する人はいない』というブラジルにおいて、ホンダは「FIT 2015」の発売にあたり、試乗車はおろか、展示車もまだ用意できていない段階で、いかに予約を取り付けるかという課題がありました。

そんな課題を解決するために同社がショールームに用意したのは、「FIT 2015」の実物大のポスターとタブレット。ポスターは床に貼られています。

ポスターにはAR技術が採用されていて、タブレットをかざすと、「FIT 2015」が立体的に浮かび上がるようにできています。

ポスター前方から見ると車両前部が、サイドからは側部、後方からは後部を見ることができます。

また、ドアをタップすると車両内部の様子を閲覧することもできます。指でスクロールすると、自由に車内を移動することができ、見たい箇所をくまなくチェックすることができます。

「FIT 2015」の特徴が手に取るようにわかるという本施策。一カ月のキャンペーン期間中でタブレットを使って疑似試乗体験をした人は3万8千人に上ったといい、そのうち実に1500人が、試乗どころか実物に触れることなく購入を決めました。

ホンダのAR技術を駆使した販売施策の一部始終を、ぜひ下記動画からご覧ください。

動画はコチラ

世界各地でホンダが仕掛けた斬新な広告に関心のある方は下記もご覧ください。
ホンダのアイディアが光る広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

Adeevee
http://www.adeevee.com/2014/05/honda-fit-2015-invisible-car-online-mobile/

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