ホンダ「N BOX+」のピタゴラスイッチ的ムービーが公開。次々に箱がでてくる動画の結末は・・・

Case:マトリョーシカー

今回ご紹介するのは、最近「負けるもんか」のCMで話題を集めたホンダのWEB限定の最新動画です。
『New Next Nippon Norimono』のキャッチフレーズで馴染みのあるホンダの軽バン「N BOX」。
CMなどで一度は耳にしたことがあると思います。

そんなN BOXの新シリーズ「N BOX+」に関連する今回のムービー、その名も「マトリョーシカー」
ゆっくり流れていくカメラワークを追っていくと、初めに登場するのは白の「N BOX+」。
車に施された仕掛けでトランクが開き、大きな木箱がでてきます。

少し進んで木箱は止まり、重心が変わって起きあがります。
そしてまた一回り小さな次の箱が。

NHKの人気番組「ピタゴラスイッチ」のように、

N BOXから始まった“箱のマトリョーシカ” が、着々と、淡々と、小さくなっていきます。

ダンボールはラーメンの出前を頼んだときの岡持ちになり、

岡持ちは女の子用のランドセルになり、

ランドセルは金属製の郵便ポストになり、
その後もどんどん小さくなっていきます。

(これはなんだろう。。)

そしてついに、

!!!

最終的には、なんともコンパクトなHONDA N BOXが飛び出します。
「N BOX+」に始まり、「N BOX+」で終わるという結末。
「Amazing Car=Matryosh-Car」はなんとなく繋がりますが、
1分半の動画の中にダイレクトなメッセージはありません。

しかし複雑ではない単純な仕掛けだからこそ、「登場人物」が注目されるような気がしました。

思い返せば、次々に現れた“BOX”は今の時代で見なくなったものばかり。
たまにしか見かけることがなくなった岡持ち、飾りのない昔ながらの赤いランドセル、緑の金属製ポスト等々。
いずれも昭和の古き良き時代に、人々の生活の中で愛されてきたもの。
ホンダが戦ってきた「時代」を象徴するもののように感じます。

マトリョーシカは本来、「次から次に出てくる=子孫繁栄の意味」を差すそうです。
HONDAは積み重ねてきた時代の先に、進化と栄光を目指しいていく
「自己に打ち勝つ不屈の精神」を持ったホンダの「BOX」にかける思いが込められているのかもしれません。

(もしかするとそんなメッセージは特になく、
ピタゴラスイッチ的なことをやってみたかっただけ?)

ホンダが言わんとすることは、ホンダのみぞ知る世界ですが、
「負けるもんか」のCMに続く素敵な作品です。

世界各地でホンダが仕掛けた斬新な広告に関心のある方は下記もご覧ください。

ホンダのアイディアが光る広告/プロモーション(まとめ)

[千田 里美]

動画はコチラ

参考サイト

・ホンダ N BOX
http://www.honda.co.jp/Nbox/

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