“苦いココア”が伝えるカカオ農場の痛ましい現実

Case: Cocoa

ポルトガルの慈善団体・INSPIRITは、アフリカ コートジボアールのカカオ農場における児童労働の窮状を訴え、子供たちへの教育資金を呼びかけるため、リスボン市内のとあるショッピングモールで斬新な試飲キャンペーンを実施しました。

INSPIRITが設置したのは、新登場のホットココアが試飲できるという小さなブース。

スタッフの女性たちがショッピング客を試飲に誘います。

声を掛けられ、ココアを試飲する人々。匂いは悪くないみたいですが、飲んでみてびっくり。

なんと、非常に苦いのです。

率直な感想を求められ、皆口々に「苦い」「まずい」「なにこれ」と渋い反応を返します。中には吐き出してしまう人も。

そこで、種明かし。
ブースの隣に用意されていたボードには、『カカオの栽培をしている子供たちは、このように苦い人生を送っています』とのメッセージが書かれており、慈善団体によるキャンペーンであることが知らされました。

試飲コーナーの真意が明らかになり、神妙な表情を浮かべる人々。

甘くておいしいココアを作っているのは、辛く苦しい労働を強いられている子供たちであることを、ココアの味を通じてストレートに伝えたドッキリキャンペーンでした。

動画はコチラ

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/inspirit_cocoa

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