真のヒーローは“ここ”にいる! 映画の予告編を利用した心温まるプロモーション

Case: Antonio

病気の子供を支援するカナダの慈善団体「SickKids Foundation」による、様々な病気と闘う子供たちへの理解とサポートを募ることを目的としたプロモーション。

今回は、トロントのとある映画館で実施されました。

いつも通り始まった映画の予告編。ヒーローものなのか、主人公とおぼしきヒーローが颯爽と登場したところで、突然フィルムが切り替わり、会場はざわつきます。

「真のヒーローを称えよう!」とのメッセージに続いて映し出されたのは、病院のベッドの上で笑顔を見せる当時5才のアントニオ君。

白血病を患い闘病中にも関わらず、ジョークを飛ばしたり愛らしい笑顔を振りまいているアントニオ君の映像に会場は一気に引き込まれます。

無事治療を終え退院したというアントニオ君に対して、当時の担当医から応援メッセージも流れます。

そして、アントニオ君はまさに“この日”から学校に通うことができるようになったと、ナレーションが告げます。

朝の登校風景が流れたところで、再び画面が切り替わり、客席でポップコーンを頬張る一人の少年が映し出されました。そう、この少年こそ、アントニオ君だったのです。

真のヒーローの登場に、会場は大きな温かい拍手で包まれます。中には涙ぐむ人の姿も。

アントニオ君は照れながらも拍手に応え立ち上がりました。

本編以上に(!?)観客の心を捉えることに成功した素敵なゲリラプロモーションでした。すばらしい!!

動画はコチラ

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/sickkids_foundation_antonio

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