情報社会に疲れ果て、オブジェの中で生活する男性を救った「60秒間の瞑想」

Case: man in a cube

ニューヨーク・マンハッタンに住む、作家のDaveさん。彼はソーホー地区からほど近い場所にある「Astor Place Cube」という、立方体の形をしたオブジェの中に2年ほど前から住んでいます。

もちろん住居用に作られた建造物ではありませんが、簡易トイレや、自転車を用いた発電機などを用意して、快適な空間を作り上げました。

もちろん家賃や光熱費はタダ。夜中の3時頃、人々が寝静まった時間帯にゴミ捨てや買い物を済ませ、日中はキューブの中で仕事をしたり、趣味のギターを弾いたりして過ごすこの暮らしが、とても気に入っているのだそうです。

このキューブに住み始めたきっかけは、仕事や生活に行き詰っていたことに加え、急激に進む社会のデジタル化についていけず、精神的に疲弊してしまったこと。社会とのつながりを最小限に抑えることで、心の平穏を取り戻そうとしていたのです。

そんなDaveさんが、ある日このキューブを出ていくことを決めました。キューブに住まなくとも、心を落ち着かせる方法を見つけたのだと言うのです。その方法が、「whil」という会社が考案した“60秒間の瞑想”です。

瞑想は以下の3つのステップにより行います。

1.目をつぶり、深呼吸してから頭の中に“丸”を思い描きます。しばらくの間、その“丸”に神経を集中させます。

2.“今から自分がすること”について考えます。

3.もう一度深呼吸をしてから目を開けて、たった今決めたことを実行にうつします。

この瞑想を1日に2-5回繰り返すことで心をリセットし、それによって前向きな感情が湧いてくるのだそうです。

IT革命が起こってからというもの、私たちは溢れる情報の渦の中で生活しています。それをストレスと感じるかどうかは人それぞれですが、ひっきりなしに鳴る着信やメール、SNSなどに疲れてしまった時には、いつでも簡単にできる“60秒間の瞑想”を試してみるのもいいかもしれませんね。

動画はコチラ

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/online/whil_meditation_man_in_a_cube

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