リゾートホテルの差別化戦略『Twitterをフル活用した“出会い系”ホテル』

Case: Twitter Hotel

スマホやSNSが普及した現在、リゾートを訪れる観光客の中でも、「バカンス中でもスマホが手放せない!」「ツイッターやフェイスブックは生活の一部」という人も多いのではないでしょうか。

そんな“SNS依存症”の人々をターゲットにしたリゾートホテルが、ヨーロッパ有数のリゾート地・マジョルカ島で約1年前から営業しています。

このホテルの特徴は、ツイッターをテーマにして多角的なサービスを提供している点。

サービスを受けるには、まず宿泊客はホテル内のWi-Fiネットワーク内でのみ使用可能なウェブアプリケーションを通じてツイッターにログインします。

すると「#SocialWave」という“同ホテルの宿泊客によって構成される”オンラインコミュニティに参加することができ、写真の投稿や参加者同士でのメッセージの送受信、またホテル内での現在地の通知等が可能になります。ホテル滞在中に新しい友達・出会い作りに一役買っているというわけです。

他にもツイッターのテーマカラーである、水色の風船がたくさん用意された「ツイッター・パーティー・スイート」なる部屋や「ツイッター・カクテル」など、思わず“つぶやかずにはいられない”仕掛けが多数あります。

さらに、部屋に設置されているミニバーを補充してほしい時は、フロントに電話する代わりに「#FillMyFridge」というハッシュタグをつけてツイート。

プールサイドにいるお目当ての異性にカクテルをご馳走したい時も「@SolWaveHouse」にツイート。

ツイッターを「これでもか!」と言うほど活用し、“スマホから離れる”どころか、“何でもスマホで済ませてしおう”という真逆の発想。ユニークな差別化プロジェクトですね。

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