audi、他車のドライバーを“一瞬で自社の広報大使にさせる”秘策とは・・・

Case： Action Team

ブルガリアのアウディが、積雪地帯においても安心の走行性能を持つ独自の4輪駆動システム“クワトロ”をPRするために仕掛けたプロモーション。

背景

ブルガリアでは今冬、例年とは比べ物にならないほどの豪雪により、雪対策を十分にしていなかった大半のドライバーが、運転中に街中で立ち往生してしまう事態が続出していました。

施策内容

アウディは4人（4輪駆動システムを類推させる数）の成人男性からなる自動車救助隊“Audi quattro® Action Team”を結成。
雪により立ち往生している他メーカーの自動車を車種問わず、かたっぱしから救助するという取り組みを行いました。

“Audi quattro® Action Team”は活動期間3日間で、雪で動かなくなった141台もの自動車を救助することに成功したそうです。

これはすなわち、141人の雪の中で途方に暮れていたドライバーが“Audi quattro® Action Team”に感謝するとともに、『アウディ車に乗っていたら、クワトロのおかげで、雪の中でこんな風に立ち往生することもなかったんだ…』ということを腹落ちさせることに繋げています。

当然、助けてもらったドライバー達は周囲の人にもこの体験、この事実を伝えたくなりますよね。

自社テクノロジーの優位性をPRするために、“他メーカー車を雪の中から救助する”という今回の企画。

街中で立ち往生している「ドライバー」のように、『不安な心境に陥っている人・状態』だからこそ、救いの手を差し伸べて安心するタイミングで、自分たちの伝えたいメッセージに耳を傾けてもらいやすくなるのではないかと感じました。

地味なアプローチに見えますが、とても面白い発想です。
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動画はコチラ

参考サイト

・YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=CvIorp63mSA&feature=player_embedded