20年分の気象データから発見 IKEAが「一番気持ちいい場所」をブランド体験に

スウェーデンでは冬至の時期、日照時間がわずか6時間ほどになります。夏至の18時間以上と比べると、その差は歴然です。長く暗い冬を経験するからこそ、スウェーデンの人々にとって太陽の光は特別な意味を持ちます。

そのインサイトをブランディングに昇華させたのが、IKEAのキャンペーン「Sweden’s Sunniest Square Meter」(スウェーデンで最も日当たりの良い1平方メートル)です。

IKEAはスウェーデン気象水文研究所(SMHI)と共同で、20年分の日照データを分析。衛星ベースの気候データベースを用いてスウェーデン全土を調査し、もっとも日照時間が長かった1平方メートルを特定しました。

その場所はゴットランド島南部で、年間平均2,137時間、1年の約4分の1が晴れていた計算になります。

 

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そしてその地点に設置されたのが、IKEAのアウトドアチェア「SKARPÖ」(スカルプー)をモチーフにした石製の肘かけ椅子2脚です。誰でも訪れることができ、スウェーデンでもっとも太陽に恵まれた場所に座るという体験を提供しています。

「人々のアウトドア生活を豊かにしたい」というブランド哲学と、スウェーデンの人々が太陽を大切にする文化的背景を重ね合わせた今回の施策。

データを根拠として提示するだけでなく、その価値を現地で体感できる体験へ転換することで、ブランドの世界観を自然に伝えています。

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