水を守る環境教育を世界へ サントリー「水育」に学ぶCSR戦略

サントリーホールディングスは、次世代環境教育「水育(みずいく)」の一環として実施する「森と水の学校」の2026年開催分について、2026年6月11日(木)より参加者募集を開始しました。

対象は、山梨県の「白州校」、長野県の「北アルプス校」、鳥取県の「奥大山校」、熊本県の「阿蘇校」の全4校です。

サントリーグループは、世界各地域の水課題の解決に貢献する取り組みの展開に向け、2017年に「水理念」を策定。「水循環を知る」「水を大切に使う」「水源を守る」「地域社会と共に取組む」の4つの柱に啓発活動を加え、水循環の健全化への取り組みを進めています。

独自の啓発活動である「水育」は、未来に水を引き継ぐためにできることを子どもたちと共に考えるプログラムで、国内では国内では2004年に熊本県阿蘇で開始されました。

森の探検や水に触れる体験、工場見学を通して学ぶ「森と水の学校」と、小学校の授業の中で映像や対話を通して学ぶ「出張授業」の2つを柱に活動を展開しています。

「水育」は日本にとどまらず、同社グループが事業を展開する海外にも2015年より展開中です。ベトナムを皮切りに、現在はアジア・欧州・オセアニアの計9カ国(日本含む)で実施しており、2025年までの国内外累計参加者数は179万人を超えています。

子どもたちが森や水源を実際に体験しながら学ぶプログラムを20年以上にわたり、継続。環境保全への貢献と次世代育成を両立しながら、企業理念やブランド価値の浸透につなげています。

また、「水育」を日本国内だけでなく海外へ展開し、各国・地域の水事情に合わせてローカライズしていることから、グローバル企業ならではの社会貢献モデルとしても注目できます。

2025年までの国内外累計参加者数は179万人を超え、今後は2030年までに500万人以上への啓発活動や安全な水の提供を目指しているとのこと。

飲料事業にとって水は重要な原料であり、同社にとって水資源の保全は社会貢献であると同時に、持続的な事業活動を支えるテーマといえるでしょう。

単なる啓発活動にとどまらず、サントリーグループの事業基盤そのものと結び付いているCSR事例です。

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