『ちびまる子ちゃん』を起用した受診促進|参天製薬の子どもの近視啓発PR
スマホで動画、タブレット学習、ゲーム――日常が“近くを見ること”だらけになったいま、子どもの視力は静かに負担を抱えがちです。
参天製薬株式会社は、2026年5月11日(月)から『ちびまる子ちゃん』とコラボレーションした疾患啓発キャンペーンを全国で開始しました。人気IPの持つ親和性を活かし、近視啓発を家庭内の日常会話の延長線上に展開させています。

デジタル機器の使用頻度の高まりなどを背景に、近視の患者数は増加傾向にあり、文部科学省が実施した調査(※)では、2025年度において裸眼視力1.0未満の割合が、小学校で36.1%、中学校で59.4%、高等学校で71.5%と示されています。
※令和7年度学校保健統計(学校保健統計調査)
眼科領域を専門とする製薬企業である同社は、この社会課題に対し、近視の予防と進行抑制の重要性を提示。「子どもの目は一生もの」というメッセージとともに、早期の眼科受診を呼びかけています。

健康に関する呼びかけは当事者意識を持ちにくく、見過ごされがちです。本施策では、『ちびまる子ちゃん』を通じて日常の不安をやさしいタッチで描くことで、生活者の心理的ハードルを解消。眼科への受診を促し、スムーズな自分ごと化を実現しています。
CMでは、家族や友だちとの会話などを通して、子どもの近視の進行リスクを訴求。作品でおなじみのナレーションで、「未来の視力を守れるのは保護者のみなさん、なのである」と親に呼びかけます。(「子どもの目は一生もの」篇(30秒)より)
また、CMのタイトルも秀逸です。例えば「黒板見えてる?」は、子どもが自覚しにくい不便を可視化。日頃親が薄々感じていながらも直視していなかった場面を再現することで、視聴者に「うちの子は大丈夫だろうか?」と自問自答を促す設計になっています。

テレビCM、Web広告のほかにも、眼科クリニック内でのポスターを掲出。医療機関での緊張感を親しみのあるキャラクターが和らげ、リラックスして受診できる雰囲気を醸成しています。
あえて自社商品を前面に出さず、「目の健康を守る」という公共性の高いメッセージを掲げることで、企業としての信頼感と社会的意義を両立。IPの人気と世界観を生かし、生活者の行動変容を促すPR事例です。
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