日本旅行120周年記念施策。立川こしら師匠が創業者を題材に新作落語を創作
2025年、株式会社日本旅行が創業120周年を迎えるにあたり、地元落語協議会が記念事業として企業版「ご当地落語」を制作することを発表しました。
本取り組みは、日本旅行の創業者・南新助氏のホスピタリティの精神を落語という伝統芸能で表現することで、日本旅行の歴史や地域との深いつながりを広く伝えられそうです。
創業者・南新助のホスピタリティを描く新作落語
今回の新作落語の題材は、日本旅行の創業者である南新助氏。南新助氏は明治時代に滋賀県草津市で日本旅行を創業し、日本の旅行文化の礎を築きました。彼の「常にお客様に寄り添い、魅力ある旅の創造とあたたかいおもてなしに努め、感動と満足をご享受いただく」というホスピタリティの精神は、現代の日本旅行にも息づいています。
本施策では、この精神を落語立川流・真打の立川こしら師匠が、ユーモアを交えた新作落語で表現。
立川こしら師匠
立川こしら師匠は創作にあたって創業の地である滋賀県草津市を訪れ、現地取材を実施。南新助氏の子孫や関係者へのインタビューを通じて創業当時のエピソードを収集し、歴史的背景や人間味あふれる逸話を掘り下げています。
また、草津市の文化や風土を体感することで、地域の魅力を落語の中に織り込む工夫も。この努力により、単なる企業PRではなく地域文化と歴史を共に伝えるご当地落語として仕上がっていることが予想されます。
日本旅行120年の歴史と未来をユーモラスに再現
今回の新作落語は、南新助氏の創業当時から日本旅行が全国に発展するまでの歴史を描くとともに、最新の取り組みである宇宙事業についても言及するもの。120年にわたる企業の成長と変革をユーモアを交えて語ることで、観客に親しみやすく、かつ興味深い物語に仕上げているとのことです。
立川こしら師匠は先述したように草津市での取材に加えて、日本旅行の本社を訪問し、現在の経営方針や未来に向けたビジョンについても理解を深めています。これにより新作落語は単なる歴史の紹介にとどまらず、現代と未来を見据えたストーリーになっている予感…。
本施策は日本旅行のブランド価値を高めるとともに、次世代へと続く企業の可能性を示すことができそうです。
新作落語の初披露とメイキング映像
新作落語は2025年3月5日(水)に開催される「日本旅行協定旅館ホテル連盟 第63回 通常総会 懇親会」にて初披露予定。日本旅行協定旅館ホテル連盟(略称:日旅連)は、日本旅行グループと連携して宿泊販売の拡大と地域への誘客強化を目的とする団体で、全国の旅館やホテル、観光事業者が加盟しています。
この記念すべき舞台で新作落語が初めて披露されることで、参加者との共感を生み出し、日本旅行のブランド価値をさらに高められるでしょう。
また、本施策では映画監督の稲葉雄介氏が映像制作を担当し、創作過程のメイキング動画を制作。立川こしら師匠の取材風景や創作風景を記録した映像はYouTubeで公開されており、視聴者は新作落語が生まれる過程を垣間見れます。なお、初披露の様子も撮影されるとのこと。本映像はメイキング映像と共に「日本旅行120周年記念サイト」にて3月中旬に公開予定です。
稲葉雄介氏
今後の展開に注目
日本旅行120周年記念施策としての新作落語プロジェクトは、企業の歴史と地域文化を融合させた斬新なPR施策。立川こしら師匠によるユーモラスな語り口で、日本旅行の創業者・南新助氏の人物像や創業当時のエピソードが再現されることで、企業の歴史がより身近に感じられそうです。
また、稲葉雄介監督によるメイキング映像を通じて、新作落語が生まれる過程を共有することでエンタメ性を高め、幅広い層へのアプローチを実現。本プロジェクトは企業と地域のつながりを深めると同時に、伝統芸能の新たな可能性を切り拓くものとして、今後の動向に注目が集まります。
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