「黒人なのに医者なの?」人種差別撲滅を願い制作されたブラジルのプリント広告

ブラジル北東部に位置する港湾都市カベデロは、さまざまなルーツを持つ人々が住む同国におき差別的な発言の撲滅を目指して、「Swallow your racism(差別的な発言を飲み込もう)」というキャッチフレーズを用いたプリント広告を制作しました。

ビジュアルは複数あり、「ウチの隣人は黒人だけど、ぼくは差別主義者じゃないから気にしないよ」という言葉を飲み込んだ中年男性や、「子どもの肌が薄い色で本当によかった」という言葉をあえて発さずに堪えた妙齢の女性のイラストが登場しています。

他にも「君はそんな肌の色だけど、髪質は素敵で良かったね」という身体的な特徴に対してネガティブな意見を述べようとしていた男性や、黒人は医者にはなれないという偏見に基づく「そんな見た目なのに医者なの? 信じられない」という言葉を飲み込んだ女性などが描かれています。

いずれも“口からでかかった姿”は共通しており、インパクトのあるイラストを用いることで、さまざまな価値観を持つ人々に対してストレートに差別撲滅を訴えました。

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