未来のクリエイターの前に立ちはだかる”見えない壁”を批判した英・NGO

芸術分野における若者の就労支援や教育を行うイギリスのNGO・Arts Emergencyが、同国内において人種的マイノリティや労働者階級に属する若者たちの多くが、アートに携わる仕事に就くことが困難であるという芸術業界の社会的な問題である”見えない壁”を表現した、ガラスのインスタレーションを公開しました。

「美術館やアートギャラリー、図書館で働いている人のうち、有色人種はわずか2.7%しかいません」や「クリエイティブな職種に就いている人のうち、労働者階級の家庭で育った人は16%しかいません」と言ったデータが書かれた透明なガラスのインスタレーションは、芸術業界に存在する”見えない壁”を体現。出自により、キャリアが限られてしまうという潜在的な差別を批判しています。

他にも、「若い才能は溢れかえっているが、そこに平等な機会はない」というフレーズが書かれたバージョンもあり、イギリスにおける階級格差の是正をアートの現場から発信した事例となりました。

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