IKEAが、時代の変革を感じる70年分のカタログをオンラインで公開

2021年版を最後に紙のカタログ発行を終了したIKEAが、スウェーデン・エルムフルトにあるイケアミュージアムのデジタル版・IKEA Museum Digital内で、過去70年分のバックナンバーをオンラインで公開しました。

過去を振り返ってみると、1950年代、1960年代の写真にはほとんど人が写っておらず、商品の説明のみにとどまっています。

しかし1970年代のカタログは、家の中で子どもが遊んでいたり、大人がくつろいでいたりと、「人」や「家族」が中心に変わっていきます。

1980年代は、よりトレンドを意識したデザインへと変化し、1990年代は北欧の伝統的なデザインにインスパイアを受けた製品が主流となっています。

2000年代以降はプリントの色合いが鮮やかになり、カタログのデザインも洗練されていきます。

常に時代を反映してきたIKEAのカタログは世界各国で発行され、2016年には32の言語からなる69バージョンが2億部も配布されていました。しかし時代とともにデジタル化が進み、昨年はオンラインでの売上高が全世界で45%増加、IKEA.comへのアクセス数も急伸したことをふまえ、同社のカタログも全面デジタル化への移行が決定されたといいます。

現在カタログのバックナンバーはスウェーデン語だけの展開ですが、将来的にはより多くの国のカタログを、より多くの言語でデジタル化できるよう目指していく予定だということです。

<IKEA Museum Digitalについて>
IKEA Museum Digitalでは、ブランド誕生からの歴史、ロゴの変遷、なぜIKEAの製品にはスウェーデン語で変わった名前がついているのかなど、IKEAにまつわるさまざまな情報を掲載。地元の小さな企業から世界中に店舗を構えるグローバルブランドに成長を遂げるまでの変遷などを、映像やインタビューをまじえて紹介しています。

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