2019.10.11

【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 10/11

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、青森県、和歌山市、京王電鉄/ロッテ/多摩動物公園、ライオン、朝日新聞社/日清食品ホールディングスの事例をご紹介。

1：国宝合掌土偶を再現！1万円の高級メモ帳（青森県）

青森県は、「土偶の日」である10月9日（水）より、青森県とトライアードが共同で開発した発掘型メモパッド「OMOSHIROIBLOCK 国宝合掌土偶」のプロモーションムービーを公開。

本商品は、ユネスコ世界文化遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録の気運を一層高めることを目指したもので、メモとして使っていくと、八戸市の縄文遺跡で出土した「国宝合掌土偶」の造形が徐々に現れるのが特徴だ。ムービー内では、1万円（税別）という本商品の価格に対して、“高価だが、国宝を身近に感じることができるという点では安い、といえるのでは”とユーモアたっぷりに投げかけている。

2：要塞施設が美術館に無人島の観光活性（和歌山市）

ヤミツク～くらやみのいきものに関する研究結果展～

和歌山市は『友ヶ島第3砲台美術館』の開館を記念して、開館日となる10月3日（木）から10月31日（木）の1ヶ月間、展示室となる第3砲台跡全体を使った大規模な企画展『ヤミツク～くらやみのいきものに関する研究結果展～』を開催。

『友ヶ島第3砲台美術館』は「要塞島が美術館に。」をコンセプトに、和歌山市北西加太沖に浮かぶ無人島群・友ヶ島にある歴史的な要塞施設をそのまま美術館に変える試み。本美術館は、和歌山市がエイベックス・エンタテインメントと共同開発した音声ARアプリ『友ヶ島』を使って楽しむ、世界でも類を見ない”音の展示”にフォーカスしているのが特徴。

今回の企画展は、小説家・三崎亜記さんが書き下ろした“友ヶ島に存在していた謎の生物・ヤミツクの物語”を題材に、ある博士がこのヤミツクを調査／研究してきた内容を追体験するという展覧会となっている。

3：沿線つながりの「コアラ」づくしで楽しむスタンプラリー（京王電鉄/ロッテ/多摩動物公園）

京王電鉄では、京王線・井の頭線の各駅と多摩動物公園を周遊しながら、ロッテ「コアラのマーチ」に登場するコアラの絵柄スタンプを集めるイベント「コアラ来園・コアラのマーチ発売 35周年記念スタンプラリー」を10月21日（月）～12月22日（日）まで開催。期間中は本イベントを記念した車両を一部で運行。

本イベントは、今年の多摩動物公園のコアラ来園35周年と、「コアラのマーチ」の発売35周年を記念したもの。多摩動物公園は京王線・多摩動物公園駅が最寄り駅であり、ロッテの本社は京王線・初台駅が最寄り駅であることもあり、今回の初コラボレーションが実現。

京王線・井の頭線全駅や多摩動物公園でスタンプ帳（無料）を入手し、一日乗車券などを利用しスタンプ設置駅4駅と多摩動物公園1カ所の合計5つのスタンプを集め、京王線多摩動物公園駅下車すぐの京王れーるランドに持参すると、先着で4,000名様にオリジナルの記念品をプレゼント。

4：オーラルケアブランドが若手アーティストを応援（ライオン）

ライオンは、オーラルケアブランド『NONIO』において、若手アーティストの活動を応援するアートアワード「NONIO ART WAVE AWARD 2019」でグランプリ、準グランプリを受賞した若手アーティスト3名の作品をパッケージデザインに採用して商品化。10月16日（水）に全国にて数量限定で発売。

「NONIO ART WAVE」とは、「アートで、ひらけ、自分。」のテーマのもと、アートに触れることで自己表現の楽しさ・手軽さを感じてもらうと同時に、自己表現する若手アーティストに活躍のきっかけを提供するプロジェクト。本プロジェクトの一環として2018年に行われた同アートアワードは、若手アーティストが世に羽ばたくためのきっかけづくりの場として「心の通うコミュニケーション」をテーマにアート作品を募集した。

5：八村塁選手の等身大ポスター新聞広告（朝日新聞社/日清食品ホールディングス）

朝日新聞社は、10月8日（火）付の東京本社版の一部地域で、人物の等身大広告として、朝日新聞史上最大の「八村塁等身大ポスター」を発行した。10月17日（木）のNBA開幕に注目が集まる中、片面ブランケット6頁という超特大の広告紙面で、身長203cmの八村選手の等身大ポスターと、八村選手が歩んできた軌跡を特集。広告主は日清食品ホールディングス。