子供達の語彙力向上に向けて。英LCCの『空飛ぶ図書館』プロジェクト

Case: Flybraries

ある調査によると、イギリスの子供の平均的な読書時間(学校以外)は1日に34分。1年に読む本はわずか11冊にとどまっているそうです。また38%の家庭では家に10冊も本を置いていない一方で、7割以上の親は、我が子の読書量が少ないために語彙力が十分についてないのではないかと心配しているといいます。

そこに着目したイギリスの格安航空会社・easyJetは今夏、ヨーロッパを旅行する子供連れのファミリーを対象にしたキャンペーン『Flybraries(空飛ぶ図書館)』を実施しました。

これは、欧州7ヶ国語に訳された17,500冊もの児童書を機内の座席ポケットに置いて、子供たちが自由に読むことができるようにするという取り組み。『Kid Nomal』や『ピーターパン』『不思議の国のアリス』など、子供の頃に一度は読んでおきたいベストセラー作品が揃っています。

キャンペーンのアンバサダーである絵本作家のGreg JamesさんとChris Smithさんも、飛行機の中に本を用意するというアイディアは、子供たちに本を読む楽しさを教える素晴らしい取り組みだと絶賛。

子供の健全な発育と楽しい家族旅行を応援するeasyJetのHPでは、夏休みの作文コンテストを実施中。優秀作品は同社の機内誌に掲載されるということです。


Flybaries – easyJet launches the world’s largest in-flight holiday lending library for childen from St Marks Studios on Vimeo.

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