85歳を広告の主役に FANTADRESS「ローゴの休日」が装いの固定観念を問い直す

株式会社FANTADRESSは、敬老の日に合わせたメッセージ広告「ローゴの休日」を、2026年9月21日(月・祝)から27日(日)まで東京都内に掲出します。モデルは、インテリアコーディネーターを経て75歳からファッション業界で活動を始め、85歳の現在もアパレルショップで働く西村悦子さん。撮影は写真家の若木信吾さんが担当しました。

同広告は、年齢・体型・性別といった無意識のバイアスを超え、一歩を踏み出す人を応援するプロジェクト「Beyond, Here.」の一環です。「老後」を人生の区切りではなく、自分の意思で装い、楽しみ、挑戦する時間として捉え、「ローゴの休日」と表現。映画『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』の装いから着想を得た3ルックを、マザードレスの視点で表現しています。

FANTADRESS

社会への問いかけと、自社事業に蓄積された具体的な変化を結び付けた点も特徴です。FANTADRESSでは、80代以上の祖母向け「グランマドレス」の需要が前年比約2.5倍に、母親向けの「マザードレス」の利用数が過去5年で約3倍に増加しています。こうしたメッセージの背景には、サービス利用者の変化を示すデータもあります。

FANTADRESS

プロジェクトの原点は、同社が過去に開催した10周年謝恩イベントです。祖母がドレスを試着し、ヘアメイクを施した際の表情と家族の反応から、ドレスやメイクが人を前向きにする力を実感したといいます。その体験を、ブランドが掲げる「Life is Fantastic」という考え方と重ね、結婚式だけでなく日常にも視野を広げました。

企業が社会的なテーマについて発信する際は、大きな言葉を掲げるだけでなく、自社が顧客と向き合うなかで得たデータや原体験を起点にすると、発信と事業との接続が明確になります。FANTADRESSの取り組みは、敬老の日という社会的な節目、実在するモデルの生き方、サービス利用者の変化をひとつのメッセージに束ね、自社事業を起点に社会的なテーマへ向き合ったCSR事例です。

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