ビールブランドBuschが干し草のロールを広告媒体に変えたPR戦略
アメリカ発のビールブランドBusch(ブッシュ)が、カナダの農地にある干し草ロールを巨大な広告媒体へと変えました。その名も「Baleboards(ベールボード)」です。
「Billboard」と、干し草を束ねたロールを意味する「Bale」を組み合わせたこの名称の通り、カナダの大草原地帯に点在する干し草ロールにBuschのビール缶デザインをラッピングし、農地の風景そのものをブランドの広告スペースとして活用しました。
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ラッピングに使用されたのは、Buschが同時に発売した限定版「Farmer’s Pack」のデザインです。カナダ産大麦を育てる農家への敬意を込めたパッケージで、ビールの原料が育つ大草原地帯の風景から着想を得ています。
Buschは、広告媒体として干し草ロールを提供した参加農家に対し、通常のビルボードと同等の市場価格を支払いました。都市部の広告会社に広告費を投じる代わりに、その一部を地域の農家へ還元する仕組みです。
さらに、この取り組みは一度きりの話題づくりで終わるものではありません。キャンペーンへの反応を受け、Busch Canadaは翌年、全国のメディア予算の10%を農場を活用した広告媒体に投資する計画を明らかにしています。
広告を出す場所を変えるだけでなく、広告費の届け先まで変える。ユニークなOOHの発想を、地域への敬意と具体的な還元につなげたPR事例といえるでしょう。
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