ワールドカップから“逃げる旅”? ランキング連動で安くなる販促施策

世界がサッカーに熱狂するその裏で、そこから離れるという選択肢を提示した販促施策が登場しました。

旅行会社「Big 4 Travel」によるキャンペーン「Football Escapes」は、ワールドカップの盛り上がりをあえて逆手に取ったプロモーションです。

サッカーに興味がない人や、混雑・価格高騰を避けたい人に向けて、試合期間中に別の目的地へ旅に出るプランを提案しています。

ユニークなのは、その価格設計。ツアー料金を渡航先のFIFAランキングに連動させ、ランキングが低い国ほど価格も安くなる仕組みを採用しています。

タイ(93位)、インドネシア(122位)、モルディブ(172位)、スリランカ(191位)といった国々が並び、サッカーが強くない国ほどお得に行けるというユーモラスな設定で並んでいます。

一見まったく関係のないサッカーランキングを旅行価格の指標に転換したこのアイデアは、話題づくりにとどまらず購買動機にもつながる設計といえます。

広告コピーにも一捻りが利いています。

「No yellow cards for diving here.」(ここではダイビングしてもイエローカードなし)、「See the drunk hooligans? Us neither.」(酔っぱらったフーリガン?私たちも遠慮しておきます)など、サッカーにまつわるあるあるを観光体験へと言い換えることで、コンセプトを直感的に伝えています。

「If you’re not a football fan, there is a way out.(サッカー好きじゃない人のための出口がある)」というメッセージも象徴的です。

多くの企業が熱狂に乗るコミュニケーションを展開する中、あえてその外側にいる人々に目を向けることで独自のポジションを確立しています。

ワールドカップのような巨大イベントが、興味のない人にとってはストレス要因にもなり得るという逆の視点が、本施策の出発点といえるでしょう。

その他の販促事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=29
会員登録、メルマガの受信設定はこちら

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る