企業の父の日キャンペーン事例20選|“影が薄い”を覆したPRまとめ

母の日に比べると、どうしても“影が薄い”イメージを持たれがちな父の日。しかし近年は、その立ち位置を逆手に取ったユーモアのある施策や、家族間のコミュニケーションを促す参加型企画など、企業による多彩なPRが増えています。

特徴的なのは、ギフト需要の喚起にとどまらず、「父の日って意外とおもしろい」「お父さんについて話したくなる」と感じさせる空気づくりまで含めて設計されていること。

今回は、そんな父の日を「語られる企画」に変えた企業のキャンペーン事例20選をピックアップ。各社の工夫から、コミュニケーションのヒントを探ります。

1.“言えない感謝”を『ONE PIECE』に託す ロッテが描いた父の日コミュニケーション

株式会社ロッテ

株式会社ロッテの「ガーナチョコレート」は、2026年の父の日施策として、母の日に続いて『ONE PIECE』とのコラボレーション企画を実施しました。

施策の軸となっているのは、同社が実施した「親子の本音」に関する意識調査。半数以上の親が自身の子育てに不安を抱えている一方、約7割の子どもは「今のままで十分」と親を肯定していることが判明しました。

この“感謝はあるのに伝わらない”という、親子間ならではの心理的ギャップに着目し、「ビビとコブラ」や「レベッカとキュロス」といった『ONE PIECE』の親子キャラクターを起用。

渋谷駅でのOOHや描き下ろしビジュアルを通じて、照れくさくて言葉にできない想いを、キャラクターが代弁するようなコミュニケーションを展開しています。

さらに、「ガーナミルク」などのパッケージ裏面にはメッセージ欄も設置。広告で喚起した感情を、実際に“贈る行動”へつなげている点も特徴です。

調査データ・IP・OOH・商品設計を横断しながら、父の日を“感謝を伝える日”として改めて訴求し、情緒的な価値を自然に購買行動へつなげています。

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2.父の日に健康をプレゼント 負担なく実装した検査ギフト施策

株式会社サリバテック

株式会社サリバテックは、だ液がんリスク検査サービス「サリバチェッカー」において、2026年の母の日・父の日に向けたキャンペーンを実施。

健康系サービスは、検査そのものへの心理的負担に加え、保管や発送の手間も利用障壁になりやすい領域です。

同検査キットは、今年4月から「常温保存・ポスト投函」に対応。従来の冷凍保管やクール便配送が不要になり、離れて暮らす親世代にも負担なく届けられる仕様へアップデートすることで、「健康を気遣う」という想いをギフトとして渡しやすい形に落とし込んでいます。

さらに、定期購入コースを用意することで、一度きりのプレゼントではなく、継続的な健康管理習慣まで提案。父の日というイベント需要を入り口にしながら、その後の接点づくりへつなげています。

検査サービスを単なる医療文脈ではなく、“家族を気遣うコミュニケーション”として広げています。

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3.“ととのう時間”を贈る サウナ×花屋の父の日ギフト施策

株式会社メッセプロパティー

株式会社メッセプロパティーは、同社が運営するサウナ施設「ROOFTOP」「MONSTER WORK&SAUNA」「FLOBA」において、三鷹の老舗生花店「田中花園」とコラボレーションした母の日・父の日向けギフトセットを販売しました。

近年高まる“体験を贈る”ニーズを背景に、本企画ではサウナチケットと花、メッセージカードを組み合わせ、“心と身体を整える時間”そのものをギフトとして提案しています。

同社が運営するサウナは約7割の利用者が男性ビジネスパーソンである点に着目し、日常的に立ち寄る場所の中に“感謝を伝える導線”を組み込んでいる点も印象的。施設受付でそのままギフトを購入できるようにすることで、後回しになりがちな父の日の行動ハードルを下げています。

1933年創業の「田中花園」と、中央線沿線でサウナ施設を展開する株式会社メッセプロパティー。それぞれの“地域に根差した居場所”という共通点を掛け合わせながら、父の日を「整う時間を贈る日」として再編集しているユニークな施策です。

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4.父の日の食卓に“おいしいひととき”を届ける洋食ギフト

ロイヤルグループ

ロイヤルグループの食品事業を担うロイヤル株式会社は、「Royal Host Deli(ロイヤルホスト デリ)」より、父の日に向けた限定ギフトセットを販売しました。

ロイヤルホストで長年親しまれてきたハンバーグやドリア、カレーなどの定番メニューを、家庭で温めるだけで楽しめる冷凍ギフトとして展開。父の日の贈り物を、特別なモノではなく“家で過ごすおいしい時間”として提案しています。

ラインアップは、煮込み風ハンバーグやジャンバラヤなどを詰め合わせた「《お酒に合う》父の日限定ディナーセット」と、カレー3種とドリア3種を食べ比べできる「《6種食べ比べ》父の日限定カレー&ドリアセット」の2種類。

お酒と楽しむ一人時間にも、家族で囲む食卓にも使える設計にすることで、父の日の過ごし方を広く捉えています。

さらに、オプションとして2種類のギフトカードも用意。商品を届けるだけでなく、日ごろの感謝の気持ちを添えられる仕組みです。

外食ブランドの味を家庭へ届ける「ロイヤルホスト デリ」らしく、父の日を“食卓で感謝を伝える機会”として提案しました。

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5.父の日専門メディアがギフト選びそのものをコンテンツ化

Groov株式会社

Groov株式会社が運営する父の日ギフト専門メディア「父の日.jp」は、2026年の父の日に向けた特設コンテンツを公開。ランキングやトレンド分析、選び方ガイドなど、多角的な情報を発信しています。

父の日のギフト市場では、「毎年似たプレゼントになる」「何を選べばよいかわからない」といった悩みが生まれやすい一方、本施策ではギフト選びそのものを“楽しむ体験”として再編集。

カテゴリー別ランキングや予算別ガイド、トレンド予測などを通じて、比較・発見・検討のプロセスをコンテンツ化しています。

また、「実用性重視」「体験型ギフト」「eギフト需要の拡大」など、父の日ならではの購買傾向を分析。母の日専門メディア「母の日.me」で蓄積したデータも活用しながら、季節ギフトにおける生活者インサイトを横断的に捉えています。

さらに、ランキングをデイリー更新することで、“今選ばれているもの”が可視化される設計に。情報鮮度を保ちながら、継続的にサイトを訪問したくなる動線をつくっています。

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6.母の日と父の日を“セット化”ペアフルーツギフト提案

株式会社新宿高野

株式会社新宿高野は、「母の日&父の日ペアギフト」を販売しました。

「母の日+父の日」に加え、「母の日+母の日」「父の日+父の日」など、組み合わせを自由に選べる仕様を採用。母の日と父の日を別々のイベントとして切り離すのではなく、“家族への感謝をまとめて贈る機会”として提案しています。

また、フルーツ専門店らしく、メロンやさくらんぼ、マンゴー、びわなど、季節感や特別感のあるフルーツをラインアップ。花や雑貨ではなく、“少しぜいたくな果物”を贈ることで、日常の延長線上にあるギフト需要へ自然に接続しています。

さらに、配送限定にすることで、「離れて暮らす家族へ贈る」シーンにも対応。母の日と父の日で別々に配送することも可能で、イベント間隔の近さを逆に利便性へ転換しています。

父の日単体では埋もれやすい一方、母の日と横断して提案することで、季節ギフト全体としてタッチポイントを広げています。

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7.“感謝”を料理と言葉で演出する ロイヤルパークホテルの父の日施策

ロイヤルパークホテル

ロイヤルパークホテルは、5Fの日本料理「源氏香」にて、母の日と父の日に向けた「感謝の会席~想いを紡いで~」を期間限定で提供しています。

会席では、蛤や鯛など縁起の良い食材を使用するだけでなく、「多喜合」「家喜物」「喜の芽」など、料理名そのものに“感謝”や“祝い”の意味を重ねました。

5日前までの予約でカーネーションをプレゼントする特典など、普段は言葉にしづらい感謝を、花や料理を通じて自然に伝えられる構成になっています。

同時に「ホテルステイ」を贈ることができる宿泊プランも展開。メッセージ付き招待状や「Thank you」バルーン、記念写真入りフォトフレームなどを組み合わせ、“感謝を伝える体験”そのものをパッケージ化しています。

単なる高級会席や宿泊プランではなく、「ありがとうをどう演出するか」にフォーカスしながら、父の日・母の日需要をホテル体験へつなげました。

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8.“感謝の言葉を添えるアイス”へ 夏限定フレーバーを父の日需要に接続

フレックス株式会社

フレックス株式会社が運営する無添加クラフトアイスクリームブランド「HANDELS VÄGEN(ハンデルスベーゲン)」は、2026年夏限定フレーバーの発売に合わせ、父の日向けキャンペーンを展開しました。

湘南ゴールドや静岡県産クラウンメロンなど、季節感のある素材を使った限定フレーバーを打ち出しながら、父の日向けにはメッセージカードの無料サービスも実施。“夏商品”の文脈をうまく活用しながら「感謝を伝えるギフト需要」へ自然につなげています。

カードには60文字まで自由にメッセージを記載することが可能。「Thinking of you」の文字をあしらった花束型デザインや金箔加工を施した特別感あるデザインで、“言葉を添えて贈る体験”を後押ししています。

アイスクリームは日常的な商品である一方、本施策では限定フレーバーによる特別感と、手紙文化を掛け合わせることで、“父の日の贈り物”として再編集。照れくさくて伝えづらい感謝を、スイーツギフトに乗せて届けるコミュニケーション設計になっています。

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9.“泣ける家族”ではなく “笑える家族”を募集した株式会社セルモの父の日企画

株式会社セルモ

冠婚葬祭互助会を運営する株式会社セルモは、母の日・父の日企画として、「わが家のちょっとゆかいな話」と題したエピソード募集キャンペーンを実施しました。

テーマは、「家族の謎ルール」「忘れられない珍事件」「思わずクスッと笑ってしまう言動」など。感動路線ではなく、“ちょっと笑える家族の記憶”に焦点を当てている点が印象的です。

冠婚葬祭業界は、「人生の節目」や「別れ」と向き合う機会が多い一方、本施策では日常のユーモアへ目線を移すことで、企業とのタッチポイントをより身近なものへと転換。

「お弁当箱を開けたら、上段も下段もごはんだった」など、誰かに話したくなる具体例を提示することで、投稿ハードルを下げています。

宿泊券やギフトカードなどを賞品に用意しながらも、主役になっているのは“家族のエピソード”そのもの。生活者の記憶を集めることで、企業発信を参加・コミュニティ型の“父の日企画”へと昇華しています。

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10.メンズ用の美容&健康アイテムを父の日ギフトとして提案

株式会社ディーエイチシー

株式会社ディーエイチシーが昨年5月に開催した「DHC 父の日フェア2025」は、化粧品や健康食品を中心とした父の日向けギフト施策です。

洗顔料や育毛トニックEPAサプリメント・血糖値対策サプリなど、従来は“自分用”として購入されやすい美容・健康商品を、「お父さんに贈るギフト」として提案しています。

値引き施策だけでなく、父の日専用ギフトカードやラッピングをセット化し、“感謝を添えて渡せる状態”まで含めて設計することで、父の日の需要に対応している点が秀逸です。

また、「若々しさ」や「健康維持」といったテーマを前面に出しながらも、重たい健康訴求には寄せず、“いつまでも元気でいてほしい”という気持ちへ変換。

最大30%OFFという販促要素を持たせつつ、父の日をきっかけに男性美容・健康市場への接点を広げています。

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11.父の日を“感情で選ぶ日”へ変換したPLAZAのギフト企画

株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー

株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーは、2025年度の父の日キャンペーンとして、「HAPPY BURST DAY DAD – 父の日を、感情日に。- 」を全国のPLAZA・MINiPLAで開催しました。

「何を贈るか」ではなく、「どんな感情になってほしいか」を軸にギフトを提案した本施策。「ジーン」「キュン」「ホッ」「ニヤニヤ」など、インパクトのある感情別のPOPを店頭展開することで、商品カテゴリではなく“感情体験”からプレゼントを選ぶ売り場をつくり出しています。

また、PLAZA公式Xでは、「#感情日プレゼント」キャンペーンも実施。「父の日に泣いた」「爆笑した」「キュンとした」など、父の日にまつわる感情エピソードを募集することで、ギフト購入だけで終わらないコミュニケーションを生み出しました。

父の日は照れくささもあり、プレゼント選びが形式的になりやすいイベントですが、本施策では“感情が動く瞬間”そのものを主役に据え、売り場演出やコピー、SNS投稿を横断しながら、“感情”という抽象的なテーマで統一感を持たせました。

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12.父と飲めるようになった日を描く キリンの父の日コミュニケーション

キリンビール株式会社

キリンビール株式会社は、「キリンウイスキー 陸」の新TVCM「私はきれいな味がするウイスキー」篇に加え、父の日に向けた特別版CM「父の日は、陸。」篇を公開しました。

俳優・今田美桜さんの“リアルに好き”という感情を前面に打ち出し、広告らしさを抑えた自然体のコミュニケーションを展開。

「今日は私、頑張りました!みたいな日には陸一択でしょうね」といった本人の言葉や、思わず踊り出してしまう姿を通じて、日常の中で楽しむウイスキーとしての存在感を描いています。

父の日施策では、「大人になって父と乾杯できるようになった日」を語るインタビューや、父へのメッセージ動画も公開。

“父とお酒を飲めるようになった関係性”や「お父さんだけが担当する料理があった」「久しぶりに食べたい」など、具体的な家族の記憶を語ることで、生活者自身の父との思い出を重ねやすい設計に。

父の日を、“プレゼントを渡す日”だけでなく、“一緒に乾杯したくなる日”として再定義しています。タレントの好感度だけに依存せず、父と飲む時間という感情に着地させている点が印象的な施策です。

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13.ショートムービーで情緒化した父の日映画GIFT施策

株式会社ムービーウォーカー

株式会社ムービーウォーカーは、「映画館に行こう!」実行委員会の主導により、父の日に向けたショートムービー『GIFT』を公開。

父・母・娘の微妙な距離感を描き、「共に映画を観る時間」が家族の絆を再確認させるプロセスを可視化することで、単なるギフトの紹介を超えた物語性を生み出しています。

ポイントは「母の日に比べて軽視されがちな父の日」という世俗的なインサイトを逆手に取り、ストーリーの起点としていること。

これにより、視点を「何を贈るか(モノ)」から「誰とどのような時間を過ごすか(コト)」へと転換し、映画館という空間を、家族の体験を共有するためのプラットフォームとして位置づけることに成功しています。

また、小路紘史監督や上田慎一郎監督といった実力派を起用することで、プロモーション動画の枠を超えた“独立した映像作品”としてのクオリティ確保にも余念がありません。

視聴者の関心を惹きつけるとともに、SNS上では「#父の日には映画GIFT」を冠したキャンペーンを展開し、視聴後の感動をリアルな口コミ(UGC)へと繋げる仕組みを築いています。

機能説明を前面に出すのではなく、“父の日に映画を贈る意味”という感情の設計から逆算して組み立てられた、極めて戦略的なコミュニケーションといえるでしょう。

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14.“パパが主役”を写真と似顔絵で残す 父の日レストラン企画

TGI Fridays Japan

TGI Fridays Japanが運営する「TGI フライデーズ」は、2025年6月13日(金)から15日(日)までの3日間限定で、父の日キャンペーンを開催しました。

アメリカンカジュアルダイニングらしいボリューム感のある「フライデーズシグネチャーリブ&チキンコンボ」を父の日スペシャル価格で提供し、父の日を“家族でごちそうを囲む日”として提案。グリルメニューの豪快さを生かしながら、お父さんを主役にした外食体験へつなげています。

また、親子で来店した人には、店内で撮影した写真と20%OFFクーポンを添えた「父の日オリジナルフォトカード」をプレゼント。その場で子どもが描く「パパの似顔絵」も用意し、食事の時間を思い出として持ち帰ることができます。

普段は照れくさくて伝えづらい感謝の気持ちを、料理、写真、似顔絵という複数の接点で後押しした本企画。父の日を単なる外食キャンペーンではなく、“家族の記念日”として演出しているのが特徴です。

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15.“愛の時間差”に着目 父の日ギフトへ変換したチェア施策

SIHOO株式会社

SIHOO株式会社は、父の日に合わせて「父の日特別キャンペーン」を開催。人体工学オフィスチェアの販売促進とあわせて、“働く父親”への感謝をテーマにしたコミュニケーションを展開しました。

本施策では、「幼い頃は寂しかった」「大人になって父の気持ちがわかった」という、“愛の時間差”に着目。「完璧な父親、この世にはいない。でも家族を愛する気持ちは本物だ。」というメッセージを軸に、仕事に向き合う父親像を再解釈しています。

また、オフィスチェアを単なる家具としてではなく、“家族を支える人の身体を支える存在”として位置付けている点も特徴です。腰部サポートやリクライニング機能といった製品特徴の説明にとどまらず、「健康的に働いてほしい」「快適に過ごしてほしい」という感情へつなげています。

さらに、SNSでは「#働くパパにご褒美を」を用いた投稿キャンペーンも実施し、普段は言葉にしづらい感謝を、SNS上で可視化。ガジェットや家具の機能訴求だけでなく、“父親への理解”という情緒的テーマへ展開することで、父の日需要へ自然と接続しています。

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16.モノではなくケアを贈る LINEで完結させた父の日整体ギフト

株式会社ファクトリージャパングループ

整体×骨盤サロン「カ・ラ・ダ ファクトリー」を展開する株式会社ファクトリージャパングループは、父の日に向け、全国のカラダファクトリーで使えるデジタルチケット(eGIFT)を期間限定で販売しました。

肩甲骨・骨盤調整やボディケアなどの施術チケットは、メールやLINEで贈れる仕様にすることで、離れて暮らす父親にも届けやすく、直前でも感謝を形にしやすいギフトになっています。

また、整体×ストレッチ専門店「カラダストレッチ」や女性のための美容整体サロン「カラダピオニー」、プレミアム整体サロン「カラダプレミアム」でも同商品を販売。父の日ギフトを“健康ケア”という広い文脈で捉え、相手の状態や好みに合わせて選べる設計にしています。

モノを贈るのではなく、日々の疲れをほぐす時間を贈る。メールやLINEで完結する手軽さと、身体を気遣う情緒的な価値を掛け合わせることで、父の日を“労わりを届ける日”として提案している施策です。

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17.“一緒に囲む食卓”で感謝を伝える ドミノピザが提案する父の日

株式会社ドミノ・ピザ ジャパン

株式会社ドミノ・ピザ ジャパンが展開する「ドミノ・ピザ」は、父の日に向けた「父の日特別セット」を販売しました。

ピザに加えて、晩酌のおつまみにもなるサイドメニューを組み合わせることで、父の日を“家で一緒に食事とお酒を楽しむ時間”として提案。ギフトを贈るだけでなく、家族で同じテーブルを囲みながら感謝を伝えるシーンを創出しています。

施策内では、父の日にもらえるとうれしいものとして「お酒・ビール」や「メール・手紙・メッセージカード」が挙がっている調査結果にも触れ、商品設計と生活者ニーズを接続。

贈りもの以外でうれしいこととして「一緒に過ごす」「感謝の言葉」が多いことを踏まえ、ピザを囲む時間そのものを価値化しています。

また、2人用・4人用・6人用のセットを用意することで、親子の少人数利用から家族全員での食卓までをカバー。ガッツリ食べたい派にもお酒と楽しみたい派にも選択肢を広げています。

宅配ピザの手軽さを生かしながら、父の日を“感謝を伝える団らんの時間”へと転換した好施策です。

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18.“お父さんへの一杯”を家族イベントに広げた父の日フェス

高橋酒造株式会社

本格米焼酎「白岳」を製造する高橋酒造株式会社は、TSUTAYA BOOKSTORE 菊陽を会場に「白岳 父の日ファミリーフェス2025」を開催しました。

数量限定の父の日ギフト販売に加え、お父さんへのメッセージや絵で彩るオリジナル「しろ」づくり、アイシングクッキーのワークショップなどを展開。

焼酎ブランドの父の日施策でありながら、子どもも参加できる体験を用意することで、家族みんなで楽しめるイベントへ広げています。

また、無料試飲コーナーやSNS投稿キャンペーンも設け、店頭での購買、体験、投稿が自然につながる設計に。非売品の「白岳しろオリジナルチャーム」を特典にすることで、来場後の話題化も促しているのがポイントです。

父の日にギフト商品のみを販売するのではなく、“家族でお父さんのために準備する時間”を丸ごと企画化した本施策。地域の書店を舞台に、焼酎をきっかけとした親子のコミュニケーションを生み出しました。

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19.育てるギフトで感謝を長く残す 父の日施策

ONE PLANTS

観葉植物専門店「ONE PLANTS」は、父の日に向けて「FATHER’S DAY GIFTS 〜息づく想いを植物で贈ろう〜」キャンペーンを開催しました。

定番になりやすいネクタイやお酒ではなく、観葉植物を“育てることで感謝が長く残るギフト”として提案。贈った瞬間だけで終わらず、日々の水やりや成長を通じて、家族の気持ちを思い出すことができるユニークなギフトです。

また、対象商品にはメッセージシールと専用紙袋を無償提供。そのまま渡せる仕様にすることで、植物を贈ることに慣れていない人でも選びやすく、父の日ギフトとしてのハードルを下げています。

コロナ禍以降、家の中に自然を取り入れるニーズが高まる中、植物をインテリアとしてだけでなく、家族の絆を育むコミュニケーションツールとして打ち出した本施策。父の日を“ありがとうを育てる日”として提案しています。

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20.大阪の“おとん”をパンに 定番をアレンジした父の日施策

株式会社ダイヤ

株式会社ダイヤが運営するベーカリーブランド「クックハウス」は、父の日限定商品として「おとんパン」を発売。1日3,000個を販売する人気商品「ミルクパン」をもとに、大阪の“おとん”をモチーフにした焼印入りパンへアレンジしています。

今年のエイプリルフールにお披露目した企画がSNSで話題となり、生活者からの販売を期待する声を受けて、父の日限定商品として展開しています。

また、クックハウスあべのキューズモール店で「おとんパン焼印体験会」も開催。自分で“おとん”の焼印を押したパンを持ち帰れる体験を用意し、商品購入だけでなく、家族で話題にしたくなる参加型企画へ広げています。

父の日ギフトを感動一辺倒にせず、大阪らしいユーモアと“笑えるお土産”の文脈で組み立てた本施策。照れくさい感謝を、パンの見た目やネーミングの楽しさで伝えやすくしています。

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企業の父の日キャンペーン・PR事例まとめ

母の日に比べて定番の施策が少ないからこそ、まだ新しい切り口を生み出せる余地も大きい父の日。今回紹介した事例を見ていくと、父の日施策は単なるギフト提案にとどまらず、“感謝を伝えるきっかけづくり”へと広がっていることがわかります。

照れくさくて言葉にしづらい想いを、商品や体験、コンテンツ、イベントの力でどう後押しするか。家族で食卓を囲む、メッセージを添える、一緒に過ごす、笑い合う──そんな行動まで含めて設計することで、父の日はもっと“語られるイベント”へと育っていくのではないでしょうか。

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