四半世紀を経て“熟成”したモデルハウスを無償譲渡 住まいの循環を提案するCSR活動
時とともに暮らしに寄り添う住まいの価値を、地域社会のなかで伝え続けていく工務店の新たな試みが始まりました。
鹿児島県鹿児島市で住宅の設計・施工事業を展開する株式会社シンケンは、2001年にオープンした「与次郎ヶ浜モデルハウス」の閉館を機に無償譲渡プロジェクトを開始。公開から10日間で140組を超える来場者が訪れるなど、大きな反響を呼んでいます。

1977年に創業した同社は「ふだんを、いちばんの幸福に」を理念に、自然を暮らしに取り込む独自の設計を実践。家を建てて終わりではなく、風景となり、次代へ循環する社会的資産として住まいを育てることを重視し、事業を展開してきました。

今回のプロジェクトは、四半世紀を経て熟成した木の家を廃棄せず、建物に加えて家具や器も含めて継承することを目指しています。
一般的には数年で解体されることが多いモデルハウスに、同社は手を入れながら使い続けてきました。経年変化により柱や床の木肌は飴色に変わり、新築住宅には出せない新たな魅力が生まれます。

このプロジェクトを「住まいの循環を社会に実装する一歩」と位置づける同社は、現在鹿児島市宮之浦町に「100年、住み継がれる住まい」を目指した提案住宅「スタディハウス」の研究棟を建設中。
住まいを消費せず、時間とともに価値を深めて受け継ぐ社会の資産に転換することで「住まいの循環」を提案します。

地域に根差した工務店として、住まいを手を入れながら育て、次代へ受け継ぐ社会的資産として位置づける取り組み。
モデルハウスを解体せず無償譲渡することで、暮らしの記憶や素材の価値を地域のなかで循環させ、廃棄の削減と地域コミュニティへの貢献を同時に実現するCSR活動です。
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