「見逃す不安」を言語化 Cardi Bを起用したYahooの新機能CM
「何か大事なことを忘れている気がする」そのモヤモヤを可視化したのが、Yahooの新CMです。
登場するのは、アーティストのCardi B。控室で「何かを見逃している気がする」と焦る彼女が口にするのは、「FOMSI(Fear of Missing Something Important)」という言葉。
SNS時代に広く知られるようになった“FOMO(取り残される不安)”をもじりながら、「大事なことを見逃す不安」という新たな感情を提示しています。
このCMで訴求されているのは、Yahoo Mailの新機能「Planner」です。受信メールの中から重要な予定やタスクをAIが自動で抽出し、一元的に整理することで、見逃しを防ぐというもの。
しかし本施策の秀逸さは、機能そのものではなく、その“必要性の作り方”にあります。
単に「便利な機能です」と伝えるのではなく、「あなたはすでに見逃しているかもしれない」という不安を先に提示する。さらに、その不安に「FOMSI」という名前を与えることで、曖昧だった感覚を明確な課題として認識させています。
人は、言語化された瞬間に初めてそれを“自分の問題”として捉えやすくなるからです。
また、Cardi Bという存在も重要な役割を果たしています。若い世代から高い支持を集める彼女を起用することで、Yahooが若年層との接点を再構築しようとしている意図が読み取れます。
多忙でスケジュール管理が難しそうなキャラクター性も、「見逃してしまう不安」をよりリアルに感じさせる要素となっています。
長年のユーザー基盤を持つYahooにとって、本施策は単なる機能追加の告知ではありません。
FOMOからFOMSIへと不安の文脈をアップデートし、新しい価値を提示することで、ブランドを現代的に再定義する意図が感じられます。
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