スマホの写真が環境負荷に?「データ整理の日」に合わせたCSRキャンペーン
M+C Saatchi Group UKとBauer Media Outdoorは、環境慈善団体Let’s Do It Worldと提携し、「この写真、本当に必要ですか?」と語りかけてきます。
3月21日のDigital Cleanup Dayにあわせて展開された「Not on myPhone」キャンペーンは、私たちのスマートフォンに無意識に蓄積されている“どうでもいい写真”に焦点を当て、デジタルデータが環境に与える影響を可視化しました。
掲出されているのは、焦げたピザや何気ない日常の一コマなど、誰もが「特に見返さない」と感じるような写真ばかり。さらに特徴的なのは、そのビジュアルデザインです。
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広告はApple製品を想起させるミニマルなトーンで構成され、「Not on myPhone」とあえて“myPhone”を一続きで表記することで、iPhoneを連想させる仕掛けになっています。
このキャンペーンの核となるのは、「気づき」の設計です。世界では約74億台のスマートフォンが使用されており、イギリスでは1人あたり1日に平均5枚の写真が撮影されているといわれています。
その結果、イギリス国内だけでも年間約80万トンのCO2がデータ保存によって排出されており、これはロンドンとニューヨーク間を100万回往復するのに相当する規模です。

こうした具体的な数字を提示することで、「ただ保存しているだけ」の行動が、実は環境負荷につながっているという事実に気づかされます。そしてその気づきが、「消す」というシンプルな行動へとつながっていきます。
環境問題はスケールが大きく、自分ごととして捉えにくいテーマです。しかし本施策は、日常の何気ない行動と環境負荷を結びつけ、さらに数値で裏付けることで、その距離を一気に縮めています。
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