願いが叶うようにお願いする日! 七夕ならではの集客施策12事例まとめ
七夕(たなばた)は、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が天の川を渡って年に一度だけ会えるという伝説にちなんだ日本の行事です。毎年7月7日の夜に、短冊に願い事を書いて笹の葉に飾り、星に祈りを捧げます。奈良時代に中国から伝わった「牽牛・織女」の伝説と、日本古来の「棚機(たなばた)」という行事が合わさってできたとされています。
そんな七夕は、笹の葉、短冊、天の川、織姫・彦星など、じつはフックに活用できる切り口いっぱいの行事でもあります。そこで、今回は柔軟な思考で夏の集客活動へと繋げるアイデアを2024年に開催された施策から12事例まとめてお届けします。
1.30,000球の星空ファンタジー!東京タワー 夏の風物詩「天の川イルミネーション」
東京タワーは、天の川が架かった夏の星空をLED電球で表現する夏季限定のイルミネーション「天の川イルミネーション」を2024年6月21日(金)から9月23日(月・祝)までにわたり開催しました。期間中は毎日点灯、リアルな夜景と光の競演が季節感を盛り上げ、涼しげな夏を演出しました。2024年のイルミネーション総数は約30,000個。通常のメインデッキまでの展望料金だけで楽しめます。
メインデッキ1階フロアの北面天井を光で埋め尽くす「天の川イルミネーション」は、東京上空150mで “幻想的な光の空間”が楽しめる東京タワーならではの夏の風物詩。2004年から始まり、21回目を迎えました。
織姫と彦星の七夕伝説をテーマに、無数のLED電球を夜空に瞬く「無数の星々」とゆるやかに流れる「天の川」に見立て、ときおり勢いよく流れる「流れ星」が、満天の星空を表現。15分に1回、「星空」がゆっくりと色を変えて7色の「レインボーミルキーウェイ」へと変化するカラフルなイルミネーションショーも楽しめます。
さらに、夜が近づくにつれ、メインデッキの窓ガラスに映りこんだ天の川イルミネーションが、眼下に広がるリアルな東京の夜景に溶け込み、まるで本物の天の川が架かったかのような、かがやきの星空世界が広がります。
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2. 岡山大学津島キャンパス、七夕観望会2024
国立大学法人岡山大学(では、2024年7月7日(日)の20:00から21:00に津島キャンパスにおいて、「七夕観望会2024」を開催しました。
会場となったのは、岡山大学津島キャンパス 自然科学研究科棟 屋上。口径35cm望遠鏡を使った観望会は、参加費無料で誰でも参加ができるというものです。
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3. 福岡県小郡市、七夕の里 叶えたい願いを応援する「デジタル短冊」始めました
「七夕の里」として七夕を生かした地域活性化に取り組んでいる福岡県小郡市。2024年の初夏、市内の小学校や公共施設では、願いごとが書かれた多くの短冊が笹に飾られました。
毎年実施している七夕の企画ですが、2024年はより多くの叶えたい願いを応援する「デジタル短冊」を開始。市の公式LINEの友だち登録をして願いごとを送信すると、流れ星に乗ってあなたの願いが織姫と彦星の元へ届けられるというものです。
送られた願いごとは、全国から毎年30万枚の短冊が集まる七夕神社でお焚き上げされ、皆さまの願いが叶いますようにという思いが込められています。
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4. 七夕の夜、天の川の下で眠る「熟睡プラ寝たリウム -88星座と夢の世界へ- 七夕Ver.」
コニカミノルタプラネタリウム株式会社が運営するプラネタリアYOKOHAMAでは、2024年7月5日(金)から7月7日(日)の3日間限定で「熟睡プラ寝たリウム -88星座と夢の世界へ- 七夕Ver.」を開催しました。
2023年7月にもプラネタリアYOKOHAMAで開催して好評だった、星を眺めながら眠るイベント。七夕の夜に、ロマンティックな七夕物語を語る特別バージョン「熟睡プラ寝たリウム -88星座と夢の世界へ- 七夕Ver.」となっています。
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5. 子どもたちの願いを乗せた七夕列車を運行します
神戸電鉄株式会社では、七夕にちなんだ取り組みとして、2024年6月25日(火)から7月7日(日)の間、沿線の幼稚園や保育園(所)の園児の願いが込められた短冊等を一部の駅で展示するとともに、専用のヘッドマークを掲出し、短冊を車内吊りした「七夕列車」を運行しました。
この取り組みは、神戸電鉄粟生線活性化協議会の施策として、沿線の幼稚園や保育園(所)協力もらって実施しているもの。
神戸電鉄では、将来の地域社会を支える子どもたちの健やかな成長を願うとともに、このような季節感あふれるイベントを通じて、沿線の方々に神戸電鉄をより身近に感じていただき、地域の活性化に貢献していくとしています。
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6. 空中庭園が和の灯りに彩られる夏の宵。ランタンと光る和傘のコラボレーション
梅田スカイビル 空中庭園展望台では、40階屋内展望フロアにて色とりどりのランタンと光る和傘で和の灯りを演出する「雲の上のランタンまつり」を開催。期間は2024年7月5日(金)から9月1日(日)となりました。
地上173mの空中庭園展望台の40階展望フロアが色とりどりのランタンと和傘によってライトアップされるこの企画は、真っ白な空間に映えるランタンと和傘が楽しめるDAY TIMEと、ほんわりとした灯りで癒されるNIGHT TIMEで構成されます。煌めく夜景とのコラボレーションも広がり、空中庭園というシチュエーションならではの光景となりました。
梅田スカイビルは仙台とのゆかりが深く、毎年開催する「梅田七夕」では、本場仙台七夕の飾り「吹き流し」が各所に設置されます。そこで今回、伊達政宗公ゆかりの地、仙台城跡で行われるライトアップ仙台七夕宵灯りの「伊達光路(だてこうろ)」にちなんだ和傘のライトアップを空中庭園に再現されたというわけです。
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7. カンロ「ホシフリラムネに願いを込めて、ホシフリラムネ七夕キャンペーン」開始
カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社(以下、カンロ)は、満天の星空を手元に閉じ込めたような幻想的な体験ができるラムネ「ホシフリラムネ」と人気声優・中島由貴さん、仲村宗悟さんがコラボレーションした限定ボイスメッセージを聴くことができる特設サイトを2024年6月27日(木)に公開しました。
「ホシフリラムネ」は、星空がお菓子になって降ってきたような、輝く星と夜空をイメージしたラムネ。今回も2023年に好評だった七夕限定仕様の「ホシフリラムネBOXセット星合いの空」も登場しました。
「ホシフリラムネBOXセット星合いの空」は、夜空の暗闇を表現した「静かな夜空のミッドナイトソーダ味」、暗闇の中で光り輝く星を表現した「輝く星のヒーリングソーダ味」のほか、織姫・彦星をイメージした「星合いの織姫ソーダ味」、「星合いの彦星ソーダ味」の4種のアソートで、織姫・彦星ソーダ味はそれぞれ1粒ずつ入っています。
「ホシフリラムネBOXセット星合いの空」の購入者限定の織姫・彦星ボイスメッセージを聴けるキャンペーンやアンバサダー声優2名も参加するインスタライブ配信など七夕の季節にぴったりな企画となりました。
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8. 長野県阿智村 マッチング旅「婚活イベント in 日本一の星の村 阿智村」開催
日本一の星空「長野県阿智村」では、2024年7月7日(日)から「日本一の星空 阿智村七夕まつり」を開催。その特別イベントとして、2024年8月3日(土)から8月4日(日)の1泊2日にて「婚活イベント in 日本一の星の村 阿智村」開催しました。
自然豊かな南信州ならではの体験や日本一の星空ナイトツアーへの参加、参加者同士の交流を深めるための企画を用意。
温泉・2次会・竹あかり煌めく温泉街散策に昼神温泉朝市や謎解きスタンプラリー、ホラーアトラクションなど多種多彩なイベントが盛りだくさんとなっています。
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9. 七夕の夜空にカルピス®の天の川が流れる観覧無料の水玉ドローンショー&豪華ゲストのYouTubeライブ生配信
国内唯一のドローンショー専用機体「unika(ユニカ)」を開発・製造する株式会社ドローンショー・ジャパンは、2024年7月7日(日)の「カルピス®の日」当日に、アサヒ飲料株式会社が主催する七夕の夜空にカルピス®の天の川が流れる水玉ドローンショーを担当しました。
カルピス®の水玉模様は「天の川」。そこで、地上100mの豊洲の夜空に大きなカルピスの天の川が流れる演出となりました。
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10. 東京スカイツリータウン®七夕イベント
東京スカイツリータウンでは、2024年7月1日(月)から7月7日(日)までの期間、七夕ならではのイベントを実施しました。
開催中はソラマチひろばに「願いの笹林」と「七夕回廊」を設置。笹林には短冊に願いごとを書いて飾り付けることができます。また、7月6日 (土)と7月7日 (日)には、「コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン®」によるクイズ企画や、東京都立両国高校の生徒による「リサイクル着物」で作ったエコバッグを販売。
たくさんの方に楽しんでもらうべく、インバウンドの方にも楽しんでもらえるイベントが詰め込まれています。老若男女すべての人々の願いと縁(えにし)をつなぐ、東京スカイツリータウンならではの七夕イベントとなっています。
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11. 伊勢丹新宿店で夏の風物詩「ゆかた」展開ピークを迎える。「ゆかた de ISETAN」お出迎えイベント開催
ゆかたの売上ピークを迎える7月、伊勢丹新宿店本館7階 呉服売り場では、2024年のトレンドである「ワンピースのような柄のゆかた」や伝統的な「絞りのゆかた」までのさまざまなゆかたを、国内最大級の展開数と幅広い品揃えで紹介しています。
2024年は普段の街歩きにも馴染むような、絵柄が少し控えめで、上品なゆかたがトレンド。近年はゆかたの肌着にこだわらずシースルートップスを中に入れたり、下駄にこだわらずサンダルを履いたり、「ゆかたといえば」のアイテムにこだわらず、洋服アイテムとミックスして楽しむ傾向も増えているのだそう。
また、2024年7月6日(土)と7日(日)の2日間は、開店前に伊勢丹新宿店 本館1階正面入口にて、伊勢丹社員がゆかたを着てお客さまをお出迎え。正統派のゆかたから洋服とのミックスコーデなど個性的な着こなしを披露されました。本館正面入口と本館屋上には七夕飾りが登場し、ゆかたフォトスポットとしても楽しめる仕掛けとなっています。
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12. おかざき楽の湯が地域と共に贈る 七夕の夢風呂 持続可能な「サステナブロ」プロジェクト
愛知県岡崎市にある、株式会社ナカシロ おかざき楽の湯では2024年7月5日(金)から7月7日(日)に、特別イベント「夢風呂」が開催されました。
このイベントは、6月10日の「夢の日」を記念して企画され、地域の子どもたちが描いた2,000個の夢が込められた入浴木を男女露天風呂に浮かべるものです。入浴木は、地元の小原木材株式会社から提供された岡崎産ヒノキの端材を使用。子どもたちが描いた夢の込められた入浴木が温かい湯に浮かぶ光景は、まるで星空のように輝き、見る者の心に深く響くものです。
おかざき楽の湯は、持続可能な銭湯「サステナブロ」を目指し、地域資源を活用した取り組みを進めており、このイベントもその一環。子どもたちの夢を形にすることで、地域の絆を深め、持続可能な未来への一歩を踏み出す取り組みとなっています。
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柔軟な思考で夏の集客活動へと繋げるアイデア施策12事例まとめ
いかがだったでしょうか。七夕をテーマにしつつも、個性豊かな施策の数々が集まりました。日本の伝統行事として浸透している七夕だからこそ、和の素材や装飾を取り入れながら、最新のトレンドやCSR的な取り組みまで組み合わせ方は千差万別。
まだまだ、さまざまな展開の可能性があることが、あらためて伝わってくる事例集となりました。
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