2025.06.09

ホテルの庭からサウナまで！「桜」づくしのユニーク施策2024年の10事例まとめ

毎年桜前線が北上すると、各地で実施される桜にまつわる企画やイベント。ただ単に、桜が楽しめるだけではなかなか集客の的にはなりにくくなるなか、手を替え、品を替え、桜とともに魅力を発揮する工夫が凝らされた企画や施策が登場しています。

今回はそんな施策例を2024年の施策から10事例まとめてお届けします。

1. 両国駅幻の3番線ホームにお花見スポット？「いい茶こ桜ステーション」開催

大分県宇佐市に本社を置く三和酒類株式会社は、ファンの方はもちろん、これから“いいちこ世代”となる若い層にも、もっといいちこを楽しんでほしいと、いいちこを緑茶で割ることを「いい茶こ」と名付け、新たな飲み方として提案しています。

そして、シーンや場所を問わず美味しく楽しめる「いい茶こ」の魅力をより多くの方に知ってもらおうと、2024年3月6日（水）から3月10日（日）までの期間限定で「いい茶こ桜ステーション」を開催することを発表しました。

普段はなかなか入ることができないJR両国駅の『幻の3番線ホーム』で、「いい茶こ」とともに“一足早いお花見”を贅沢に味わうことのできるイベントになっています。

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2. 桜舞う空中庭園×「Oshicoco」推しとスイーツデート気分が味わえるフォトスポット

梅田スカイビル・空中庭園展望台では、「推しと甘々スイーツデート♡in梅田スカイビル空中庭園展望台」を開催。推し活応援メディアの運営と推し活に特化した商品を展開する「Oshicoco」とのコラボレーション第3弾となる今回のイベントは、2024年3月1日（金）から5月31日（金）の開催となりました。

“地上173ｍの推し活スポット” となる空中庭園展望台では、春のお出かけ気分を盛り上げるフォトスポットが登場。今回用意されたのは、スイーツブッフェをイメージした、甘々なフォトスポット。マカロンやカップケーキ、アイシングクッキーなど、“カラフルとかわいい” がぎゅっとつまった、推し色のフォトスポットが7色展開でずらりと並びます。

さらに、「推し布教神社」が期間限定でお花見バージョンになりました。神社の中央に推しのアクリルスタンドやぬいぐるみを祀って推しの布教活動ができる「推し布教神社」は、コラボ第2弾で登場した人気コンテンツです。「推し好き守りキーホルダー」も好評につき販売継続中となっています。

今回の神社は桜に囲まれた春仕様になっていて、推しとのお花見を楽しむこともできるように。たくさんの推し活グッズを始め、ハートロックやカラーポップソーダフロートなど人気のアイテムも揃った絶好の推し活スポットとなりました。

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3. 東京駅で進化系お花見！？新生活の不安を吹き飛ばす体験イベントを駅構内で実施

東京駅と周辺エリアの魅力を最大限に引き出し、エリア全体の価値を継続的に高めていくことを目的とし発足した一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会。JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニーと連携し、進化系お花見をテーマにした体験イベント「TOKYO 桜吹雪 STATION ～東京駅が送る春風エール!!～」を2024年3月19日（火）から24日（日）に開催しました。

参加者は東京駅のプラットフォームをイメージしたセットの中で、最大風速10m/sの風に乗った約1万枚の紙製の花びらが舞う桜吹雪を体験。風速は10〜15mとやや強く、傘をさすことができないレベルとのこと※1。春一番に吹かれて舞い散る桜を肌で感じられる、またとない機会となりました。

桜吹雪体験を通して、「入学・進学・就職・転勤・引っ越し」など新たなスタートを切るこの時期特有の不安を吹き飛ばし、「ここでしか体験できない爽快感」を感じてもらうことが同イベントの狙いです。

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4. おふろcafeがメッセージ付き間伐材を露天風呂に浮かべる「新生活応援風呂」を実施

「おふろから文化を発信する」の企業理念のもと、埼玉県を中心に温浴施設やリゾート施設の運営・コンサルティングを行う株式会社温泉道場では、4月から新たなスタートをする方々にエールを送るイベント「新生活応援風呂」が開催されました。

このイベントは、同社グループの温浴施設「昭和レトロな温泉銭湯玉川温泉」や「おふろcafe 白寿の湯」「おふろcafe utatane 」など計5店舗にて2024年3月22日（金）から4月7日（木）までの期間で実施されたもの。3月21日（木）までの間、桜型にカッティングされたヒノキの入浴木にメッセージを記入してもらう形で新生活を迎える方へ向けたエールが募集されました。

集まった入浴木は99個が各店舗の男女露天風呂に浮かべられます。あえてキリのよくない数を選んだ理由としては、お風呂からあがったあとに大切な方へ100個目のエールを直接届けてほしいという思いがあり、お風呂に浮かべるメッセージを99個にしたそうです。

また、桜型の入浴木には、ユネスコの世界遺産にも登録されている熊野古道の尾鷲（おわせ）ヒノキの間伐材を使⽤。間伐材を積極的に活用することで、地域の森林整備についても意識してもらう機会づくりにもつながっています。

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5.【複合施設×まちイベント】渋谷サクラステージと渋谷桜丘桜まつりの連動イベントに注目

2023年11月30日に竣工した渋谷の次世代型ランドマークタワー「Shibuya Sakura Stage（以下　渋谷サクラステージ）」。同施設と渋谷区桜丘町が連動したイベント「Shibuya Sakura Stage しぶやさくらまつり」が2024年3月10日（日）から4月10日（水）に開催されました。

今回のイベントは、桜丘地区で親しまれている「渋谷桜丘桜まつり」（渋谷駅前共栄会主催）と連動して実施。桜丘エリアならではのローカルカルチャーを楽しめる企画が数多く用意されました。

「Shibuya Sakura Stage しぶやさくらまつり」のコンセプトは、多様性。さまざまなカルチャーが集まる渋谷での巡り合いを楽しんでもらいたいという思いが込められています。期間中は、STARBUCKSによるテイスティングイベントやサウナを余すところなく体験できるサウナ博覧会「サ博」など、計16コンテンツが展開されました。

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6. おふろcafe utataneで、花粉症の人も楽しめる室内お花見イベント。サウナも「ペパーミント」「ユーカリ」アロマを使ったすっきり仕様に

株式会社温泉道場が運営する温浴施設おふろcafe utataneで、2024年2月23日（金）より、花粉症の人でも楽しめる室内お花見イベント「桜cafe」を開催しました。

「桜は綺麗だけど、屋外でのお花見は花粉が辛い……」そんな方にも室内にいながら桜を満喫できるさまざまなコンテンツが用意されました。館内では、イルミネーションと桜吹雪が舞い散る「お花見ラウンジ」や、桜の絨毯が広がる「ハンモックエリア」でドリンク片手にのんびり。おふろでは「桜風呂」「桜泥パック」を楽しみ、「ペパーミント」や「ユーカリ」のロウリュですっきりできます。

また、暖炉ラウンジには巨大な桜ツリーが登場。毎日19:00からは館内が暗くなり「夜桜イルミネーション」を開催され、オーロラの光とピンクの桜が光り輝く幻想的な空間が広がります。巨大桜ツリーの下にリアルな桜吹雪が舞い散る「桜chillタイム」も毎日開催されました。

7.【東京マリオットホテル】桜舞う御殿山で、愛犬とベストショットを「Sakura Shooting with Dog 2024」を開催

東京マリオットホテルでは、2024年3月22日（金）に、ホテル1階レストラン「Lounge & Dining G」の御殿山テラスにて、咲き誇る桜並木を愛犬とお散歩し、プロフォトグラファーに撮影してもらえる、1日限定のイベント「Sakura Shooting with Dog 2024」を開催しました。

葛飾北斎などの浮世絵にも描かれてきた風光明媚な桜の名所、品川・御殿山。そんな場所で、愛犬とのお散歩やお花見ランチに加え、その思い出を素敵な写真に残す撮影会が楽しめる一日限定のイベントとなっています。

好評だった2023年に続き、モダンな三段のお重スタイルのランチ「GOTENYAMA SAKURA BOX」を、テラスにてフリーフローのドリンクと合わせて提供。ハマグリのマリニエールや、サフランソースをまとったサワラの西京焼き、旬の桜海老とグリーンピースのキッシュなど、見た目も味わいも春を感じる華やかな料理を、満開の桜とともに楽しめます。

また、愛犬のご飯には、無添加・無着色・保存料不使用のメインを選べるお食事プレートを販売し、愛犬も喜ぶランチタイムを一緒に過ごせるように。さらに、愛犬と泊まれるホテルの予約サイト「My Shippo」とコラボレーションし、新たに愛犬のお写真を華やかに収められるフォトスポットも用意。愛犬と桜並木のお散歩を楽しみながら、ベストショットを思い出とともに持ち帰ることのできるものとなりました。

8. 天候や花粉を気にせず快適なお花見♪「てんぼうパークさくらまつり」

「空の公園」をコンセプトとする東京・池袋のサンシャイン60展望台てんぼうパーク。こちらでは2024年 3月1日（金）から5月12日（日）までの期間、屋内にいながらも春の訪れを感じることができるイベント「てんぼうパークさくらまつり」が開催されました。

期間中は、館内の人工芝が敷かれた「てんぼうの丘」が桜の装飾で囲まれ、イベントスペースでは3月の土日や春休み期間を中心に輪投げや射的などが楽しめる縁日や親子で楽しめるワークショップを実施。展望台内のてんぼうパークCAFEでは、色彩鮮やかで春らしい「てんぼうお花見弁当」やオリジナルドリンク、スイーツなど、お花見気分を盛り上げるメニューを期間限定で販売しました。

また、てんぼうパークで撮影した写真を対象にしたフォトコンテストも開催。海抜251mからの眺望とともに屋内でお花見気分を楽しめるてんぼうパークならではのイベントとなりました。

9. 各地でシャンドンロゼとともに華やぐ季節の到来を楽しむ「シャンドンスプリングプロモーション」 3月5日（火）より順次開催

MHD モエヘネシーディアジオ株式会社の取り扱いブランドであるプレミアムスパークリングワイン「シャンドン」。同ブランドは2024年3月5日（火）より順次、街が桜色に染まるお花見シーズンを桜色に輝く「シャンドンロゼ」とともに楽しめる「シャンドンスプリングプロモーション」を全国で展開しました。

「シャンドンスプリングプロモーション」では、目黒川沿いの一軒家ワインバル・MARZAC 7を「シャンドンロゼ」のエレガントな桜色で描いた特別デザインでラッピング。「シャンドンロゼ」とともに絶景の桜並木を満喫できる「シャンドンスプリングポップアップバー」を2024年3月20日（水）から4月7日（日）の期間限定でオープンするなど、春をいっそう特別にする企画となりました。

また、桜の名所である目黒川の約4キロに渡る両岸の桜並木を船上から優雅に眺めながら、ピンクに輝く「シャンドンロゼ」とそれに合わせたオリジナルフードを楽しむ「お花見シャンドンクルーズ」を期間限定で開催。桜に包まれながら喧噪を気にすることなく、優雅な気分でお花見を堪能する非日常な体験が可能に。

さらに、「シャンドンスプリングプロモーション」実施店舗を彩るデザインは、ルイ・ヴィトンの総合グラフィック・デザイン・スタジオでキャリアをスタートし、ラグジュアリーの世界で15年以上のキャリアを持つデザイナー・リディ・ボスエ氏が手掛けました。

シャンドンがブランドメッセージとして掲げる、自由さと大胆さ、冒険心や多様性・包容力、そしてロゼのフレッシュでエレガントな味わいを、春に大胆に咲き誇る花と、幸せの象徴とされるつばめが自由に楽しく飛び回る光景で表現したダイナミックなデザインなど、さまざまな角度から春を楽しめるよう配慮された企画でした。