古野電気、阪神電車で企業広告を2月より展開。「海」をテーマにマナー啓発

兵庫県西宮市に本社を構える古野電気株式会社は、2025年2月より阪神電車の各種交通広告媒体を活用した企業広告「FURUNOを知ってほしくてシリーズ」を掲出します。本社最寄り駅である阪神西宮駅をはじめ、大阪梅田~山陽姫路間における駅構内や車両内など、広範囲での展開が予定されています。

このシリーズは2020年から継続的に実施されており、今回の新作では「海」をテーマに4種類のクリエイティブを制作。ユーモアあふれるキャラクターとともに企業の魅力を伝えつつ、公共マナー啓発を行うという独自のアプローチが注目されています。

「海」をテーマにした広告の意図と魅力

古野電気は航海計器や漁労機器、ITS(高度道路交通システム)関連の産業用機器を扱う企業。その事業領域を象徴する「海」をテーマに据えた今回の広告は、ユーモアあふれるキャラクターを用いて親しみやすく仕上げられています。

たとえば「車内マナーを守ろう!海は守る!」や「整列乗車を守ろう!海は守る!」といったキャッチコピーが採用されており、公共の場でのマナー向上を呼びかける内容。本施策は企業PRにとどまらず、地域社会への貢献を意識したメッセージ性の強い取り組みであることが伺えます。

広告にはユニークなキャラクター達が登場し、視覚的にも楽しませる要素をふんだんに取り入れているのも特徴的。鮮やかなカラーリングを基調としたデザインが、日常的に阪神電車を利用する人々の目を引きつけそう。コミカルな画で駅構内や車内での滞在時間を心地よく過ごしてもらうための工夫が垣間見える点はまさに秀逸です。

阪神電車を活用した広範囲の広告展開

本広告は阪神電車の多様な広告媒体を活用することで、幅広い層にリーチする戦略が光ります。ポスター掲出は阪神西宮駅を中心に、大阪梅田駅や神戸三宮駅の主要エリアでも展開。さらに、車両内の中吊り広告や扉上ステッカーやデジタルサイネージなど、最新の広告手法も積極的に導入されており、短期間の集中的な広告展開が綿密に練られていることが分かります。

大阪梅田駅では東改札外柱シートやメガ10ビジョン、大階段エスカレーター横壁面などに広告を掲出。神戸三宮駅ではホーム柱パネルやバーストップに加え、デジタルサイネージが採用されています。

また、阪急西宮ガーデンズ内「TOHOシネマズ西宮OS」では映画館CMも放映される予定で、地域住民への認知拡大も期待できそうです。

ユーモアと親しみやすさを重視した過去の施策

「FURUNOを知ってほしくてシリーズ」は、これまでにもそのユニークな取り組みで注目を集めてきました。2023年9月に発表された広告では、「ふるの?ふらないの?FURUNO!」という軽快なキャッチフレーズが話題に。

社名を活かした言葉遊びが多くの人々に親しまれ、企業イメージ向上に貢献しました。このフレーズは「やるの?やらないの?」と迷った際にも果敢に挑戦する企業の姿勢を表現しており、社内外で大きな反響を呼んでいます。

今回のシリーズでも、これまでの親しみやすさを維持しつつ、「海を守る」というテーマで、さらに社会的なメッセージ性を強化。公共の場での広告活動を通じて、社会課題への取り組みをアピールしています。

今後の展望と期待

古野電気は「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」を事業ビジョンに掲げており、今回の広告展開もその一環。地域密着型の活動を通じて、企業ブランド価値を高めるだけでなく、公共マナー啓発を通じた社会貢献も視野に入れています。

本広告をきっかけに同社の製品や理念に関心を持つ人が増え、社会的信頼がさらに向上することでしょう。

また広告の特設サイトでは、コミカルに動くキャラクターが登場する動画も公開されており、オンラインでの訴求力も高められています。電車内や映画館で広告に触れた人々が興味を持ち、ウェブサイトにアクセスする流れが生まれることで、企業と消費者の新しいコミュニケーションの形が実現しそうです。

このように本施策は広告の域にとどまらず、公共マナー啓発や地域社会とのつながりを意識したユニークな取り組み。「海」をテーマにした親しみやすいデザインとキャラクターが、多くの人々に笑顔を届けると同時に、企業ブランドの価値向上につながる予感に満ちています。今後の反響やこれからの展開に、思わず期待が高まる施策でした。

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