2度と同じ惨事が起きないように。南米WWFの啓蒙施策

2024年9月、南米パラグアイにおける大規模な山火事が原因で、多くの森林地帯を焼き払われてしまいました。青々しい木々が失われただけでなくそこに住んでいた多くの動物も命を落とし、さらに火事によって生じた灰が風に乗って大拡散する事態となりました。そんな中、このような悲劇が2度と起こらないようにWWFが公開した啓蒙施策が話題を呼んでいます。

“Ashes of Awareness(啓蒙のための灰)”という施策は、山火事で発生して遠く離れた都市までたどり着いた灰を実際に集めて、住処を失ってしまった絶滅危惧種の動物たちをアートへと昇華させたもの。そもそも絶滅寸前の動物たちがさらに追い込まれる事態を招いてしまった山火事はコントロールできたものであり、2度と同じことが起きないようにすべての人に細心の注意を払ってほしいというメッセージをビジュアルで表現しています。

描かれた動物には日本人にも馴染みのあるジャガーが含まれており、遠く離れた場所で起きた出来事が、いつ誰にどんな影響を及ぼすかはわからないことを示唆しています。WWFならではの迅速な対応と目を引くクリエイティブが印象的な事例でした。

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