常夏のビーチで皮膚がん予防を啓発する、“日陰だけで使える無料Wi-Fi”

Case: Shadow Wifi

真夏のビーチで皆が欲しいもの、それは輝かしい太陽と“無料Wifi”ではないでしょうか?
今回は、ビーチシーズンが到来したペルーで、癌撲滅運動を実施するPeruvian League Against Cancerが行った“無料Wifi”を使った“皮膚がん啓発キャンペーン”をご紹介します。

ペルーにあるPlaya Agua Dulceビーチに突如現れたのは大きな壁。太陽を遮断し、常夏のビーチに大きな影を形成します。

実はこの壁は、壁が作り出した日陰部分にのみ“無料Wifi”を提供する設備で、無料Wifiを使って、人々を日陰へと誘い出し、皮膚がん予防を啓発するというものです。

“Shadow Wifi”と名付けられたこの無料Wifiを利用するには、インターネットから登録します。Wifi接続にあたり、“長時間日光に当たり続けることは皮膚がんを発症するリスクがあること”、“正午から午後4時の間が最も紫外線が強く皮膚がん発症のリスクがあること”等、皮膚がんを予防するためのメッセージを配信し、皮膚がんに対する問題意識を喚起します。

また、無料Wifiを確実に日陰エリアにのみ提供するために、太陽の動きに合わせてWifiの提供エリアを調整しています。

“Shadow Wifi”は今後サンフランシスコとニュージーランドのビーチでも導入される予定だといいます。昨今急速に拡大しているという皮膚がんの予防対策の一つとして、“Shadow Wifi”が世界中に拡散していくことが期待されています。

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