ビール嫌いの女性をターゲットにした、“女性にだけ”話しかけるデジタルサイネージ

Case: The girl detection billboard

ドイツで人気のビールブランド・Astraが、女性をターゲットにしたプロモーションを実施し、話題となっています。

女性にはビールのあの独特の苦みが苦手という人が多く、Astra愛飲者のほとんどは男性。そんな状況を打開し、女性たちにもっとビールを飲んでもらおう、と考案したのが、こちらのデジタルサイネージです。

スクリーンに写っている男性は、前を通りかかる人のうち、女性にだけ声を掛けていきます。「僕とAstraを飲みませんか?」「男性の皆さんはお断り!」これには誰もが足をとめ、驚いた様子で見入ってしまいます。

画面上部には小型カメラが内蔵されており、このカメラで映した通行人の顔をセンサーが自動的に分析。これによって性別、年代を判断したうえで、女性だけに話しかけているというわけです。

このユニークなアイディアはSNSを通じて瞬く間に広まり、Astraを扱うバーでは女性客が増加したのだそう。

日本でも、ビールの苦手な女性向けの商品として、飲みやすいビールカクテルや、カロリー、糖質を抑えた製品を投入するなど、各ブランドが様々な工夫を凝らしていますが、今回はそれとは少し異なる角度からのアプローチ。目の付け所が面白いですね。

ユニークなデジタルサイネージの事例に関心のある方は下記もご覧ください。
世界の創意あふれるデジタルサイネージ10選-テクノロジーとクリエイティビティの巧みな融合

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