海外旅行で必ず目にする“あるもの”を使った、クリエイティブなプリント広告

Case: Expedia

ホテルや航空券、ツアーを取り扱う大手旅行予約サイトの「Expedia」。日本でも2006年からサービスを開始しており、電車広告などを見かけたことがある方もいらっしゃると思います。

今回はそんなExpediaがイギリスで展開したシリーズ広告のご紹介です。

空港のカウンターでスーツケースなどの荷物を預けると貼られるシール。そこには2〜3文字のアルファベットで航空会社コードが書いてあります。そのアルファベットを利用して、旅行したいという気持ちを喚起する消費者インサイトに切り込んでいきました。

例えば、上の広告では4つのコードを使って、

「WSH EWE WRE ERE」(Wish we are here:ここに行ければ良かったのに…)

と表現し、

「Stop wishing. Start searching.」(夢ばかり見てないで、検索しよう!)

と商品に落としています。

ほかにも様々な切り口からアプローチしています。

「LAT ERS:(気づくのが)遅れている人たちへ」
⇒「Don’t hang about the January sale starts soon.:ぐずぐずしてないで、1月のセールが始まるよ!」

「GRY SKY:曇り空」 ⇒ 「Wave goodbye to bad weather.:悪天候の波に、おさらばしよう!」

「SUN SEA SND SEX:太陽、海、砂浜、セックス」
⇒「Find whatever floats your boat.:あなたをウキウキさせるものがなんでも見つかるよ!」

誰も意識をしないけれど、見たことがあるものを題材にした目の付け所。そして、3文字という文字制限の中でうまく表現したクリエイティブな発想力が冴え渡ったプリント広告でした。

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