“声を失った人”の代わりにメッセージを代読するプロジェクト「Donate Your Voice」

Case: Donate Your Voice

突然ですが「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」という難病について聞いたことがありますか?

重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。最終的には『声』も奪われ、大切な人にメッセージを伝えることも困難になります。

そこで今回、声を失った4人のALS患者がそれぞれ大切な人に宛てたメッセージを作成し、それぞれのメッセージを彼らに代わって読んでくれる人を募集するというプロジェクトが立ち上がりました。

メッセージはそれぞれ文節ごとに区切られ、できるだけ多くの人が代読に参加できるように工夫されており、専用ウェブサイトで、“声のドネーション”を呼びかけています。

病状が進行すると最終的には『目』しか動かなくなるため、アイトラッキングシステムが最後のコミュニケーション手段となりますが、十分に患者に行き渡っていないのが現状だといいます。

そのため声のドネーションと合わせて、アイトラッキングシステム普及に係る金銭的なドネーションも呼びかけています。

多くの人に広まってほしい素敵なプロジェクトですね。

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