360°カメラにより“ありのままの自分”で世界のどこからでも参加可能なLGBTパレード!

オランダ、アムステルダムは、世界初のゲイ・モニュメントが建てられ、ゲイの結婚式もいち早く行われたLGBT(性的少数者)に寛容な街。毎年夏に行われるゲイの祭典、「ゲイ・プライド」は一週間開催され、そのハイライト「カナル・パレード」は約50万人もの観衆が運河を行くパレードボートを囲み、大盛り上がりを見せます。ゲイコミュニティーならではのカラフルさとユニークさ、そしてダンスミュージックに、街は歓喜に包まれるのです。

しかしながら、そんな盛大なお祭りに、遠い国に住む人々は参加できません。そして何より、国によっては“ありのままの自分”を受け入れてもらえない人々もいるのが現状です。

コスタリカ、7:00am

「大抵、人々は寛大ではなく、保守的なんだ。」そう語るのは、コスタリカに住む男性。思春期に、自分がバイセクシャルだということに気づきます。

トルコ、1:30pm

こちらの女性は15歳の時、女の子への気持ちが芽生えたと言います。「決して私のライフスタイルは受け入れられなかった。みんなは無視するか、非難するかのどちらかだったの。」と、孤独に苦悩する日々を告白。

360°カメラでパレード風景を撮影

そんな離れた場所で苦悩する彼らをひとつにすべく、360°の風景を撮影できるビューカメラを船上に設置。ゲイの祭典“プライドストリーム”の映像が、世界へ向けて発信されます。


“自国でマイノリティー”の彼らを招集

「素晴らしいお祝いだ。違う国にいても、このパーティーの一員になれているような気がするよ。」と、コスタリカの男性。トルコの女性も「ボートに乗っているみたい。」と、画面に釘付けです。多くの人々に受け入れられる感覚を、アムステルダムの人々と共に味わえる喜び。

また画像、映像を送れば、それがボートに映し出され、実際アムステルダムにいる人々に“私という存在”をアピールするも出来ます。

アムステルダムで毎年8月の最初の週末に行われる、アムステルダム・ゲイ・プライドの映像でした。今年はネット中継により、128カ国から、67,984人もの人々が“ありのままの自分”でいられる自由を体感したようです。
個々を受け入れる寛大な人々と、その大らかな雰囲気。現地の熱気と、臨場感溢れる映像をぜひご覧ください。

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