サロンでセルフまつエク? 年間30万人の来店者を巻き込む体験型販促
全国にアイラッシュサロン「MARIE TERESIA」を展開するwowwe株式会社は、美容商材メーカーのHISTORIC株式会社と協業で、新たな体験型販促プロモーションを開始します。2026年5月25日(月)から8月25日(火)にかけて、全国6ヵ所の店舗にて、セルフ美容商材の体験および販売イベントを実施。プロの施術とセルフ美容の垣根を越えたアプローチです。
店舗では、接着剤不要でワンタッチ装着できる「1秒まつエク」、除光液不要でシールのようにオフできる「ピールオフマニキュア」といったセルフ美容のアイテムをサロン空間で体験できます。
また、対象のまつげパーマクーポンを利用した顧客には、アイリストが最終仕上げとして1秒まつエクを装着するメニューも提供。サロンの予約や利用の有無にかかわらず誰でも来店可能とし、広く間口を広げています。

プロジェクトの背景には、仕事上の制約でまつ毛エクステができない人や、規則でネイルを楽しめない人など、美容への興味はあっても、ライフスタイルがそれを許さない層への接点を設けたいという課題意識があったといいます。
一方、セルフ美容が充実するとサロン離れにつながるという考え方も存在し、両者は対立構造にあるとされてきました。
今回の取り組みは、競合になり得るセルフ美容商材をあえてサロン内に置くというアプローチで、サロンに通う層とセルフで一時的に美容を楽しみたい層の両方との接点創出を目指した形といえるでしょう。

また、年間30万人が訪れるという店舗網を、「体験できるメディア」として活用している点も特徴的です。
サロン目的の顧客の流入は、そのままセルフ美容商材の潜在顧客へのアプローチにつながります。あわせて、プロのアイリストによる技術とセルフ商材の手軽さを掛け合わせることで、直感的に品質を実感できる導線が敷かれています。

デジタル広告での集客が主流となるなか、自社の空間をそのまま見込み客との接触の場として機能させる取り組みは、実店舗を持つ企業に広く応用できるマーケティングモデル。
「サロンかセルフか」という二択から解放されたことで、どちらの顧客にも開かれた空間が生まれました。
店舗という既存アセットを、商品の魅力を直接届ける場として再定義したこの企画は、オフライン空間を使ったコミュニケーションの参考となる事例です。
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