まるでコスメ！パッケージで液体肥料の使いづらさを解決するデザインアイデア

肥料の開発・製造・販売を行う日東エフシー株式会社は、家庭菜園ブランド「自然ぐらし」から、「水でうすめてミストする液肥」シリーズ3種類を新発売。液体肥料らしからぬ、スタイリッシュなデザインが特徴です。

「自然暮らし」は、70年以上にわたって稲作や野菜、果樹の生産者向けに肥料の開発や販売を行ってきた肥料メーカー・日東エフシーが手掛ける、家庭菜園・園芸向けのブランドです。肥料のプロが家庭園芸での課題を調査し、商品開発に活かしています。

液体肥料は、薄めた肥料を葉に散布することで、簡単に植物の栄養補給ができます。しかし、家庭用の小さい霧吹きでは計量や希釈が難しかったり、どの程度与えたらよいか情報がないという理由から、使用を躊躇するユーザーが多くみられました。また、原液タイプの液体肥料は量が多く、家庭用に購入するにはハードルが高い商品でした。

こういった液体肥料の課題から、「水でうすめてミストする液肥」は、一般的に美容液などで使われ、1プッシュで規定量を計測できるスポイトを採用。家庭用の霧吹きに数滴垂らすだけで、簡単に規定の希釈倍率で薄めることが可能になりました。

さらに、容器にはスクエア型のガラス瓶を使用。スポイトも相まって、見た目はまるで化粧品や香水のようです。小型・計量のパッケージは、部屋に置いてもインテリアに馴染むデザインで、ユーザーの購入ハードルも下がりそうです。

「水で薄めてミストする液肥」シリーズは、ピンク色の「無機タイプ」、イエロー色の「有機入りタイプ」、グリーン色の「サプリタイプ」の3種類。本来、派手な色合いの液体肥料ですが、ガラス瓶のデザインのおかげで、どのカラーもおしゃれなコスメのような雰囲気に仕上がっています。

「計量が難しい」という課題をパッケージで解決しつつ、さらにインテリアとして手元に置きたくなるような付帯価値の高いデザインは、これまで液体肥料に馴染みのなかったユーザー層にも認知を広げ、新規顧客の開拓も期待できそうです。

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