難しいイメージの「商標区分」を擬人化!理解向上を後押しする仮想アイドルグループ

GMOブランドセキュリティは、商標制度の理解向上を目的に、商標区分の45分類を擬人化した仮想アイドルグループ「Trademark Boys 45(以下、TMB45)」をリリースしました。

はじめて学ぶ方にとっては専門の法律用語が難しく、覚える知識量が多いためハードルが高く感じる商標制度。商標区分・指定商品を擬人化して親しみをもってもらうことで、商標業務に関わる担当者の理解を促進し、業務に取り組みやすくすることが今回のプロジェクトの狙いです。

商標は、事業を1~45区分類に仕分けをし、1類は「化学品、農業用肥料」、2類は「塗料、印刷インク、絵具」などのように指定商品で細分化を図っています。

GMOブランドセキュリティは、「TMB45」のキャラクターごとに、オウンドメディア「BRANDTODAY byGMO」でキャラクターの性格や設定に合わせて、商標の指定商品・役務を説明する記事を掲載。さらに、キャラクターを用いた動画やセミナーの開催によって、楽しみながら商標を学べるよう取り組んでいく予定です。

これまでもGMOブランドセキュリティでは、ブランド保護の観点で欠かせない商標について、実務に必要な制度に関するセミナーの実施などを通じて、はじめて商標を学ぶ方や商標実務担当の方に向けた情報発信を続けてきました。しかし、商標業務に携わる方は、必ずしも法律についての知識がある方だけではないため、「法律用語が難しい」や「区分と指定商品の数が膨大で覚えにくい」といった声が寄せられていたそうです。

そうであっても、商標区分の知識は、初学者が商標出願の実務に取り組み始める過程において不可欠。そこで、商標業務の普及発展、ならびにスムーズな遂行のためには、親しみがあり理解のしやすいツールとして「TMB45」が企画され開発に至ったものです。

45人のアイドルグループというコンセプトで、楽しみながら商標について学んでもらうとともに、商標制度を身近に感じられるように制作しています。そこから商標のあり方について、より多くの人に知ってもらうことでブランドセキュリティの重要性を理解してもらいたいという思いが込められています。

また、インテックス大阪で開催された「[関西]法務・知財EXPO2023」では、GMOブランドセキュリティがブースを出展しました。そして、社内の人気投票で上位6位に入った「TMB45」の等身大キャラクターパネルを展示。それぞれのキャラクターは、X(旧Twitter)などのSNSで注目が高く、今後の活躍が期待されるイラストレーターがデザインを仕上げています。来場者には、商標区分と指定商品を記載した「TMB45カード」の配布も実施されました。

 

今回取り上げたのは「商標制度」ですが、金融・政治・ビジネスなどのジャンルはとにかく堅苦しい、わかりづらい、馴染みがないと敬遠されてしまいがちです。そんな分野を親しみやすくするためにキャラクター化するというのは、なかなか有効な手段といえます。

また、それぞれキャラクターのビジュアルには商標区分の特徴が反映されており、真摯に制作されている姿勢がうかがえます。「このキャラ何?」と検索して、商標制度を知る人が出てくるなど、キャラクター始まりでの認知拡大も期待できそうな施策となっています。

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