カカオの廃材から生まれたサスティナブルなチョコレート「ECOLATE」

美味しく、世界中で親しまれているチョコレートですが、一方で、原産地であるカカオ農家の貧困や環境破壊などによる問題も起きています。

こうした状況を改善するべく、株式会社LIFULLが運営する飲食事業LIFULL Table Presentsが立ち上げたのが、「地球料理 -Earth Cuisine-」。通常廃棄されてしまうことが多いチョコレートの原料であるカカオ豆の殻、枝、葉を使用することで、サスティナブルで新しいチョコレートを作るプロジェクトです。

長年、チョコレートをはじめカカオを原料とする商品の大量生産・大量消費、価格低迷が背景にあり、農家の多くは低賃金労働など、深刻な社会問題となっています。そうした問題があるなかでもさらにその需要の高さから、環境破壊なども起こり、このままでは2050年までにチョコレートが食べられなくなってしまう恐れがあるとまで言われています。

このような現状を打破すべく、本プロジェクトでは、「主要生産地から遠く離れた日本でも何らかの工夫を凝らすことで向き合いたい」という想いのもと、人気若手シェフ江藤英樹氏、上妻正治氏らとタッグを組み、一般的なチョコレート製造で用いられるカカオマスやココアバターは使用せず、通常は廃棄されるを材料として、新しいチョコレート「ECOLATE」を生み出していきます。


販売は、ECサイトにておこなわれており、カカオ豆の殻を感じる食感とビターな香ばしさが特徴のECOLATE CARREが2,200円(写真上。江藤英樹シェフ開発)、ほろ苦い甘さのなかに、酸味を感じる大人な味わいが特徴のECOLATE TABLETTEが1,760円(写真下。上妻正治シェフ開発)が購入可能です。

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