大手ピザチェーン、クリスマスに向けて打ち出した広告が質素すぎる理由とは?

Giving More This Christmas

アメリカのピザチェーンレストラン・PAPA JOHN’Sがイギリスで展開したクリスマス広告です。例年この時期は、クリスマス商戦に向けて各ブランドが気合と予算を投入したプロモーションを打ち出してきますが、今年のPAPA JOHN’Sは少し違います。

同社が制作したのは、工夫を凝らしたデジタル広告でもなければ、感動を誘うスペシャルムービーでもなく、ピザのボックスにメッセージが書かれた動画。

箱にはこう書かれています。

今年は素敵なクリスマス広告を作ろうと思いました
でもその製作費に、もっといい使い道がないかと考えたのです
だから今年のクリスマスは・・・
Crisis(ホームレスを支援する慈善団体)、Trussell Trust(貧困に苦しむ人びとに食料を提供するNPO)と協力して
イギリス国内の路上生活者や貧困問題への取り組みに協力することにしました

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で失業率が大幅に上昇したため、寒さの中で辛く、悲しいクリスマスを過ごしている人も多くいることでしょう。

盛大に予算をかけて広告を作るよりも、そのお金を困っている人に届けようという、PAPA JOHN’Sの取り組みでした(ちなみにこの動画自体も制作会社に依頼せず、社内の従業員たちが自ら手掛けたということです)。

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