ランプシェードや口紅が大型船になってやってくる…英老舗百貨店の比喩表現が巧みな広告

Case: John Lewis Southampton Ships

毎年素敵なクリスマスCMを見せてくれる英老舗百貨店チェーンJohn Lewis(ジョン・ルイス)によるオシャレなプリント広告をご紹介します。

イギリス南部の都市サウサンプトンの店舗に、新たなコーナーが新設されることを訴求するためのクリエイティブです。全3種類。

[ランプシェード編]

[チーズ編]

[口紅編]

それぞれランプシェードやチーズ、口紅が微妙な具合に重なり合って描かれているというビジュアル。特徴的な背景の色合いと相まって、まるで大海原の水平線の先から、こちら(受け手側)に向かってくる船のように見えてきます。

コピーは以下の通り…

A new look home department has arrived at John Lewis Southampton.
(最新の*家具コーナーがジョン・ルイス サウサンプトン店に到着しました。)
* チーズ編=Little Waitros[スーパーマーケット]、口紅編=beauty department[美容コーナー]

新設コーナーを連想させるランプシェード、チーズ、口紅を、“ジョン・ルイス サウサンプトンへと航行している船”に見立てるというアイディア。新たに開設することをコミュニケートするために、“受け手に向かってやってくる船を見せる”という発想も面白いです。

このキャンペーンはプリント広告だけでなく、屋外広告としても展開されました。

なお同作品は、先日発表された2015年のEpica Awardsでプレス部門のグランプリを受賞しました。その他受賞作に関心のある方は下記からご覧ください。

(via Epica Awards)

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