ホログラム技術でロンドンの街を“象が歩く”!? WWFの野生動物売買反対キャンペーン

Case: Stop Wildlife Trafficking

WWF(世界自然保護基金)がイギリスで展開した、野生動物売買反対のための啓発キャンペーン「Stop Wildlife Trafficking」をご紹介。

ホログラム技術によって、ロンドンの街角にアフリカの象たちの姿を実寸大で“再現”し、その大きさや偉大さを実感してもらおうという試みです。

道路の上に実寸大で投影された象の高さは、じつに5メートル弱。見慣れた景色のなかで見ると、その大きさがよくわかります。

道行く大型トラックと比較しても、この迫力。

「すごい!実際に見るとこんなに大きいのね!」通行人の女性たちも驚きの表情を浮かべます。

プロモーション動画の終わりには、交通標識を思わせる看板をもつWWFのスタッフが登場。「Traffic(交通)」「Trafficking(身売り)」ふたつの意味をかけ合わせたキャッチコピーで、野生動物の売買に対する反対メッセージを訴えかけます。

WWFによれば、毎日55頭もの象が野生動物売買の犠牲になっているとのこと。ふだん実際に目にする機会のないアフリカの野生動物たちを日常生活の空間へ“物理的に”重ね合わせることで、問題をより身近に感じられるキャンペーンでした。

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