NIKEの『Just Do It』30周年記念キャンペーン 広告塔に渦中のNFL元プレーヤーを起用

Case: Believe in something. Even if it means sacrificing everything.

NIKEを象徴する有名なスローガン『Just Do It』が、今年で30周年を迎えました。これを記念し、同社が打ち出した広告が話題を呼んでいます。

キャンペーンの顔として起用されたのは、NFLの49ers元クオーターバックとして活躍したコリン・キャパニック氏。彼は現役時代の2016年8月26日、『黒人や有色人種に対する不平等に抗議する』として試合前の国歌斉唱の際に起立することを拒否し、称賛と批判の議論を巻き起こしたプレーヤーです。

こちらがSNSにアップされたクリエイティブ。

大きな瞳が印象的な画像とともに、以下のようなメッセージが書かれています。

Believe in something. Even if it means sacrificing everything.
(何かを信じろ。それが全てを犠牲にすることだとしても。)

ナイキはキャパニック氏について「スポーツの力で、世界を前へと推し進めることのできる人物だ」とコメントしており、本施策は人種差別に関し社会に向けて問題提起をするきっかけとなったキャパニックの行動を支持する、若い世代を意識した模様。

今回のキャンペーンではキャパニック氏に加え、テニス界からセリーナ・ウィリアムズ氏、NFLシーホークスに所属するシャキーム・グリフィン氏、同じくNFLニューヨーク・ジャイアンツのオデル・ベッカム氏、そしてスケートボーダーのレイシー・ベイカー氏らが起用され、いずれも躍動感あふれる瞬間を切り取った印象的なクリエイティブとなっています。

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