かける言葉の良し悪しで植物の成長度合いは変わるのか?IKEAによる“いじめNo”啓発施策

Case: Bully A Plant

IKEAがUAEで、子供たちに“いじめをなくそう”と訴えるためにユニークな啓発プロモーションを実施しました。

「お互いの接し方によって幸せは伝播すると信じている」というIKEA。これを実証するためにUAE国内の小学校に設置されたのが二つの植木鉢。それぞれ植物が植えられています。

そのうちの一つ(左)の植木鉢の中で、事前に録音された「誰も気づかない」などのネガティブな言葉(音声)をループ再生して植物に聞かせていきます。もう一つ(右)の植木鉢の中では、「あなたは美しい」などポジティブな言葉がループ再生されています。

それぞれの言葉は、生徒たちにも協力してもらいバリエーションを増やして、植物に繰り返し聞かせていきます。

その状態を30日続けた結果、植物の成長度合いは対照的な結果になりました。
左がネガティブ、右がポジティブな言葉を聞かせ続けた植物です。ネガティブな言葉を受け続けた植物は枯れてしまい、ポジティブな言葉を受け続けた植物は順調に育ちました。

この実験を収めた動画の最後は「いじめにNo」というキャッチコピーで締めくくられています。

言葉でいじめられるとどんな影響が出るか、一方で、褒められるとどうなるか…子供達に“自らの言葉の影響力”を自覚してもらうことで、“言葉を使ったいじめが、相手にいかに大きな悪影響を与えるか”を気付かせる啓発企画です。身近な存在の植物を活用することで直感的に訴えた訴えた取り組みでした。

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