拾った財布、正直に届けますか?人々の“誠実さ”を試すカナダ金融機関の実験企画

Case: Lost Wallet

Credit unions in Atlantic Canadaは、『誠実さ』『信頼』『公平』をモットーにするカナダの金融機関。同行はこれらの価値観をカナダの人々も共有しているか、という疑問を検証するため、とある実験を行いました。

用意したのは12個の財布。それぞれ100ドルほどの現金のほか、デビットカードやレシート、さらに持ち主の連絡先を書いた紙が入っています。

これを公園のベンチやレストランの床などに置き、拾った人が連絡してくれるかどうかを試したのです。

その結果…

なんと、12個中9個が財布の中身はそのままに戻ってくるという結果に。

返却してくれた人にその理由を聞いたところ、「自分が落としたとしたら、やっぱり返してほしいから。」「きっと誰でも大事なものを落とした経験、あると思うんだ。正しいことをしたまでさ。」との答え。

こうしてカナダ人々の誠実さは実証されたのでした。

お金のことだからこそ、互いに誠実・公平でありましょうとコミュニケートした、金融機関によるユニークな実験企画でした。

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