チームラボ、シカゴ大学スマート美術館にて個展を9月22日(火)から開催。複数の新作を含む全9作品による展示空間を公開。 プレスリリース

チームラボは、イリノイ州シカゴ大学のスマート美術館で個展『teamLab: Everything Exists in Infinite Continuity』を、2026年9月22日(火)から2027年2月21日(日)まで開催します。この度、新作《闇の海、記憶は奥底から輝く》や《》を含む全9作品による展示空間を公開します。

本展は、スマート美術館館長のVanja V. Malloy氏と、同館のキュレーターAllison Martino氏によって企画され、アートとサイエンスの交差点におけるチームラボの創造的な実践を紐解くものです。

展覧会について

遥か昔から続く空間認識への歴史的な論理構造を踏まえ、チームラボは長年の創造的な実践に基づき、21世紀のテクノロジーという新しい時代における可能性を拡張しています。

2001年に創立されたチームラボの作品群を探索するこの展覧会は、チームラボの活動初期からテクノロジーの導入と、デジタルテクノロジーによって生み出されるアートの多岐に渡る実験に焦点を当てながら、チームラボの作品世界を探求します。

初期から続くモニター作品をはじめ、没入型かつインタラクティブなインスタレーション作品、そして認識へのアプローチをさらに拡張した新作に至るまでを紹介する本展は、アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家などからなるアートコレクティブの中で行われている、学際的な協働を映しています。本展では、複数の新作が公開されるほか、チームラボの《Massless Suns and Dark Suns》が北米で初めて公開されます。

展覧会カタログについて

本展の開催に伴い、展覧会カタログ『teamLab: Everything Exists in Infinite Continuity』も出版されます。アート・科学・テクノロジーを学際的な視点から探求するというスマート美術館の理念に沿い、スマート美術館より出版され、Vanja V. Malloy氏とAllison Martino氏が共同編集を担当。

シカゴ大学出版局より流通・販売されます。

https://press.uchicago.edu/ucp/books/book/distributed/T/bo279831332.html

展覧会カタログ『teamLab: Everything Exists in Infinite Continuity』©︎ Smart Museum of Art, Reference Image

【作品紹介】

Sea of Darkness, Memory Shining from the Depths / 闇の海、記憶は奥底から輝く

teamLab, Sea of Darkness, Memory Shining from the Depths, 2026, from the series Memory of Waves, 2024-, Installation © teamLab *Shot in real space. No AI or CGI.

闇が手前にあり、光はその深淵に存在する。

実体と知覚は曖昧になり、物質的な境界は消失する。

波を描く線の黒は闇、すなわち、光のない状態である。しかし、闇によって描かれた線は、そこに物質も光も存在しないにもかかわらず、光の煌めきよりも手前に現れ、流れ続ける。

存在を認識するとは、そこに物体や光があることではない。

存在は、まわりとの関係の中で生まれ、形づくられていく。

Massless Suns and Dark Suns / 質量のない太陽と闇の太陽

teamLab, Massless Suns and Dark Suns, 2022-, Interactive Installation, © teamLab

*Shot in real space. No AI or CGI.

私たちは、見ている世界を認識しているのではない。

認識している世界を見ている。

ここには、無数の光の球体群がある。人々が近づくと、球体は強く輝き、周囲へと呼応の連鎖を広げていく。

視野を広げ、じっと見ていると、そこには闇が凝固したかのような闇の球体が現れはじめる。しかし、これらの光と闇の球体群は、物理的には存在しない。闇の球体は、カメラに写ることさえない。

球体の表面に、ガラスなどの物体は存在しない。この球体は光だけでできている。物質的な境界面を持たず、身体との境界は曖昧である。本来、この宇宙において、光が凝固し、球体状の塊となることはありえない。つまり、この球体は物理的には存在していない。

Order in Chaos

teamLab, Order in Chaos, 2026, from the series Order in Chaos, 2025-, Interactive Installation © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.

色のストロークは、全体を把握する中心を持たない。ストローク同士、そしてストロークと人々とのあいだに局所的に生じる単純な相互作用によって、無秩序へ向かう中で、ひとりでに秩序が生まれ続ける。

Dissipative Figures – Human

teamLab, Dissipative Figures – Human, 2026, from the series Dissipative Figures – Human, Light in Dark, 2023-, Interactive Installation © teamLab *Shot in real space. No AI or CGI. 

人物は、身体の輪郭によって描かれるのではない。

人が動くとき、空気など周囲の環境も動く。人は生きている限り、世界へエネルギーを散逸し、周囲の環境を動かし続けている。本作は、人物そのものの物質的な境界面を描かず、人が世界へ与え続けるエネルギーと、そこから生じる環境の動きによって、人物の存在を描く。

Dissipative Figures – Murmuration

teamLab, Dissipative Figures – Murmuration, 2026, from the series Dissipative Figures – 1000 Birds, Light in Dark, 2023-, Interactive Installation© teamLab *Shot in real space. No AI or CGI.

鳥の群れは、個々の鳥の輪郭によって描かれるのではない。

鳥たちが飛ぶとき、羽ばたきや身体の運動によって、空気など周囲の環境も動く。鳥たちは生きている限り、世界へエネルギーを散逸し、周囲の環境を動かし続けている。本作は、鳥そのものの物質的な境界面を描かず、鳥の群れが世界へ与え続けるエネルギーと、そこから生じる環境の動きによって、群れの存在を描く。

Sea / 海 

teamLab, Sea, 2026, Installation © teamLab *Shot in real space. No AI or CGI.

この絵画は、鑑賞の瞬間にはじめて絵画になる。鑑賞されるまで無限の像の可能性として存在し、その瞬間に一つの像として確定する。像は、鑑賞者が動かなくても、時間とともに変化し続ける。そしてさらに、環境や鑑賞者の動く身体にも呼応して、その姿はその都度変化し、絵画世界の奥から輝く。像は、画面全体に現れながらも、鑑賞者それぞれの認識の中で、その都度異なる姿として立ち上がる。

この絵画空間は、平面絵画に描かれたイリュージョンとしての奥行きではない。それは、時間、光、環境、そして鑑賞者の身体の動きによって、その瞬間に立ち上がる空間である。絵画空間は画面上に現れながら、身体が存在する実空間と連続し、画面の奥へ、光の空間として広がっていく。

物理的な素材は銅のみである。像は、映像を介さず、物理的な素材、光、環境、身体と認識の関係の中で生成される。

この作品は、絵画を、完成されたイメージや平面に描かれた空間のイリュージョンから、実空間と連続し、時間、光、環境、身体、認識の関係から生成される絵画空間へと拡張する試みである。像は、認識の中でその瞬間ごとに立ち上がる、身体的な光の絵画空間である。

Continuous Life and Death at the Now of Eternity II / 永遠の今の中で連続する生と死 II

teamLab, Continuous Life and Death at the Now of Eternity II, 2019, Digital Work © teamLab

*No AI or CGI.

永遠に連続してきた花々の生と死は、永遠の今と接続する。

作品世界は、私たちが生きている時間と同じ時間の流れの中にある。この場所の日の出とともに明るくなり、日の入りとともに暗くなっていく。そして、花々は、生と死を繰り返しながら、季節の移ろいに合わせて、ゆっくりと変わっていく。

Life Survives by the Power of Life II / 生命は生命の力で生きている II

teamLab, Life Survives by the Power of Life II, 2020, Digital Work © teamLab *No AI or CGI.

生命は生命の力で生きている》は、地震と津波、原子力発電所事故が重なった東日本大震災が起きた2011年に発表した。本作は、2011年の発表後も制作を続け、10年をかけて、1年を通した草花の移り変わりが繰り返される作品として新たに作り上げた。

自分と環境は、二つに見えても、実際には一つであり、切り離すことはできない。分断の反対とは、別々のものを統合することではなく、二つに見えるものがもともと一つであることに気づくことかもしれない。

自然の恵みも脅威も、文明の恵みも脅威も、連続的でつながっている。どこかに絶対的な悪意があるわけでもなく、かといって、きれいごとだけではすまされない。わかりやすい解はなく、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況の中で「生きる」ことを肯定したい。生命はうつくしい。

The World of Irreversible Change / 不可逆の世界

teamLab, The World of Irreversible Change, 2022, Interactive Digital Work © teamLab *No AI or CGI.

この作品は、いつかの時代のどこかでもあり、今のここでもある。

作品世界は、現実世界と同じ時間の流れの中にある。作品がある場所の日の出とともに朝が訪れ、日の入りとともに夜がはじまる。作品のある場所で現実に雨が降れば、作品世界にも雨が降る。草花は、季節とともに日々移り変わっていく。

人々の生活も、現実の時間帯や天候によって変化し続ける。季節とともに祭や行事が行われ、日々、様々な物語が加わりながら、人々の営みは続いていく。


シカゴ大学スマート美術館館長(Dana Feitler Director)Vanja V. Malloy氏 メッセージ

チームラボは長年にわたり、テクノロジーを芸術的な実践へと融合させる最前線に立ち続け、人間の体験をその核心に置く、没入型の環境を創造してきました。チームラボの作品は、鑑賞者に認識への思索を促すと同時に、私たちの中にある「相互接続性(他者や世界とのつながり)」を強調します。チームラボのインスタレーションは、1世紀前のクリエイターたちが想像することしか出来なかったような、没入型の芸術的な理想を現実のものにしているのです。

チームラボ代表 猪子 寿之 メッセージ

シカゴ大学スマート美術館で展示できることを、大変光栄に思っています。

存在とは何か。それは物体として自己完結するのではなく、環境の中に立ち上がり、認識の中で形作られる。私たちは世界を外から見ているのではなく、連続体の中にいて、その中で存在を認識している。

すべては、無限の連続性の中に存在している。

シカゴ大学スマート美術館について

シカゴ大学スマート美術館の使命は、芸術を通じて統合的な研究を牽引し、変革をもたらす体験を創り出すことです。スマート美術館は、芸術作品や芸術的な実践というレンズを通して複雑な課題を検証することを促す、徹底的な探求と交流の場です。強固なコミュニティと学術的なパートナーシップを通じて、多様なアイデア・アイデンティティ・経験を、展覧会やコレクション、学術的な取り組みやパブリックプログラムに取り入れています。入館料は常に無料で、全ての人に開かれています。

https://smartmuseum.uchicago.edu/

また、シカゴ大学では、2021年より《増殖する生命》を常設展示しています。

チームラボ《増殖する生命》© チームラボ

花は生まれ、成長し、咲き、散り、枯れていく。花々は、誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。

作品はリアルタイムに描かれ続け、全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は、二度と見ることができない。


teamLab: Everything Exists in Infinite Continuity

https://www.teamlab.art/jp/e/smartmuseum/

シカゴ大学スマート美術館(5550 S Greenwood Ave, Chicago, IL 60637

https://www.teamlab.art/jp/e/smartmuseum/

会期

2026.9.22(火) – 2027.2.21(日)

時間

火曜日 – 日曜日 10:00 – 16:30

休館日

月曜日

事前予約

スマート美術館の公式ウェブサイトにて受付

https://smartmuseum.uchicago.edu/exhibitions/teamlab-everything-exists-in-infinite-continuity/

配信元: PR TIMES
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