毎日名前が変わる本屋 UAEの中古書店が仕掛けた30日間のマーケ実験
UAEでもっとも歴史ある中古本書店のひとつ・House of Proseは、大手書店の台頭により存在感を失いつつありました。
そこで同店が打ち出したのが、UAE政府が定める「読書月間」(Month of Reading)にあわせた、ユニークなマーケティング施策です。
店名「House of Prose」の文字を毎日並び替えて異なる店名を作り出し、30日間で30の異なるアイデンティティを生み出しました。ひとつの書店が30の顔を持つ、という発想です。
さらに各文字には店がおすすめする本のフォントが使われており、看板をスキャンするとその本の情報が表示される仕組みになっています。名前を変えるだけでなく、その名前自体が本への入口になっている点が巧みです。
House of Prose. Rearranged. – New House of Prose @houseofproseuae campaign by Almost Impossible Agency @almostimpossibleagency https://t.co/6XOOu0UV2N #creativity #inspiration #advertising
— Ads of the World by Clios (@adsoftheworld) April 7, 2026
今日はどんな名前になっているのかという好奇心が、毎日足を運ぶ理由となり、知名度や広告費ではなく、アイデアひとつで30日間継続的に話題を生み出し続けた設計です。
大手に埋もれかけた書店が、名前を変えるだけで気になる存在へと変わっていく。その逆転の発想こそが、本施策の核心といえます。
書店らしい言葉遊びを軸に、予算をかけず話題性と来店動機を同時に生み出したHouse of Proseの取り組みは、中小規模の店舗マーケティングを考えるうえで参考になる事例といえるでしょう。
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