3,000本の藤がもたらす没入体験|UGCと推し活需要を狙う飲食店マーケティング
トレンドに敏感な若年層を対象とした喫食体験で求められているのは、料理そのものだけでなく「入った瞬間に何をしたくなるか」までの設計なのかもしれません。
アフタヌーンティー専門店「HAUTE COUTURE CAFE(オートクチュールカフェ)表参道店」では、2026年4月23日(木)より、初夏の芽吹きを象徴する期間限定のティータイム「Wisteria Fairy Garden Afternoon Tea」を開始しました。
約3,000本の藤に包まれた優美な雰囲気の中で、期間限定のメニューを提供。統一された視覚演出を主軸とした空間ブランディングで集客、話題化を狙っています。

同店の強みは、四季ごとにコンセプトや内装を一新させるという徹底した店舗設計にあります。天井から大量の花が降り注ぐダイナミックな演出により、入店した瞬間に非日常へ引き込み、圧倒的な没入感を作り出しています。
注目は、SNSへの写真投稿が当たり前の現代に、店舗側が撮影をサポートする仕組みを用意している点です。自撮り棒やライトの貸し出しに加え、スタッフが無料で撮影に協力するなど、写真撮影を多角的にサポート。撮影支援を積極的に行うことで、利用者による質の高いUGCの拡散につなげています。
フードメニューもテーマカラーで統一。今回は藤色パルフェや蝶のカシスムースなどが並んだ5種のスイーツと、淡い藤色のバンズを使ったバーガーなどを揃え、店内の装飾に合わせた甘く優美な世界観を演出します。

また、オリジナルドリンクやスパークリングワインが付いたコースや、利用者が持参したグッズを並べて楽しめる「推し活プラン」など、ニーズに合わせた楽しみ方を提案します。

さらに、ティータイムだけでなく、食事付きのディナーコースも用意し、夜間の稼働率アップと客単価向上のアクションも欠かしません。
カフェを飲食の場としてではなく、花々に囲まれたシチュエーションを楽しむ場所と定義。SNS映えするカラーで統一された空間とフード、撮影サポートを掛け合わせたサービスで価値のある体験を提供しています。
店内の装飾を期間限定とすることで「今だけの空間」という希少性を生み、利用者に次回の演出に対する期待感を抱かせる狙いもありそうです。一時的な流行のスポットにとどまらず、季節ごとに鮮度の高い体験価値を提示することで、独自の店舗ブランディングへとつなげています。
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