「親になるってどういう感じ?」パペット動画で“適齢期”男女へ発信|ロート製薬
ロート製薬株式会社は、妊活に対する知識・理解の普及を目指した取り組みを行っています。その1つとして、母と娘・息子が「親になること」を話し合うパペット動画を公開しました。
動画で繰り広げられる親子の会話を楽しく、かつ‟自分ごと”としてちょっと気にしてもらえるように、と「パペット」を活用。妊娠・出産というセンシティブなトピックを扱いながらも、かわいらしさや愛着を感じるようなパペットデザイン/演技が印象に残ります。
2025年3月に3つの動画を公開したこの取り組みは、同社が製造販売する妊娠検査薬/排卵日予測検査薬「ドゥーテスト」ブランドのPR施策です。
このショート動画に登場する3組の母と子は、それぞれとても良好な親子関係を結んでいるよう。90年代に妊娠・出産を経験したであろう母、妊娠・出産の適齢期にいると思しき娘と息子の本音トークが描かれます。
ロート製薬とともに、このパペット動画施策を制作した博報堂DYメディアパートナーズ クリエイティブ担当者によると、リサーチとプランニングを重ねるなかで、ターゲットとなる娘・息子世代にとって、親子関係がいわゆる「ともだち親子」のようなフラットで身近な関係性であると同時に、母親を「メンター」としてとらえる若者が多いという実態が見えてきたといいます。
1992年の「育児休業法」施行前後、働き方や家族をめぐる価値観が大きく変化した時代に妊娠・出産した母世代。その女性たちが、娘・息子たちにとっての「ロールモデル」のヒントになりうるというコンセプトで制作。3組の母子の人物設定はかなり具体的に作りこまれていて、特設ページできちんと紹介されています。
「うちのむすめなら大丈夫」篇で登場する母の言葉「自分が1番幸せだと思うように、好きに生きてくれるのが1番よ」は、母世代に共通する「自身の経験や価値観は大切にしながらも、子どもにそれを押し付けたりせず、現代の社会環境をフラットな視点で見つめながら、子どもたちらしい人生を願う姿」を反映しているそうです。
また、「幸せの価値観」を押し付けないように事例を設計しながら、いつか赤ちゃんが欲しいと思う人とその想いに寄り添って応援すること、多様性を認めることと同時、子どもをを望む人にとって最も真剣に寄り添う存在としてロート製薬、そしてドゥーテストという商品があることを伝えようとしたといいます。
妊娠・出産の当事者を既婚女性だけに限らず、適齢の男女に向けている姿勢は、まさに社会の多様化を反映した秀逸な着眼点。さらに身近な母と子の関係を起点に「会話しよう」という投げかけが現代的なPR事例です。
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