大自然を守ることは食文化を守ること 米国民の意識改革を目指した啓蒙動画
Organic Valleyは1988年に誕生した、米ウィスコンシン州に拠点を置く農家の集合体です。牛乳やチーズ、バターをはじめとした乳製品を中心に、卵やハムといった食品まですべてを昔ながらの製法で作り上げる農家が立ち上げた共通ブランドで、1人の農家ではできないマーケティング活動を可能にしています。そんなOrganic Valleyに参画している農場がいかに自然豊かで、Organic Valleyの商品を買うことは大自然の保護に賛同するのと同義であるというメッセージを描いたCMが公開されました。
どこまでも続く青空と鮮やかな緑色の草原……まるでNational Geographicの1シーンかと勘違いしてしまいそうな大自然の正体は、国立公園やアフリカ大陸ではなく、Organic Valleyの農園です。食べ物そのものの魅力ではなく、それが作られている場所の広大さを打ち出すことで確固たる説得力を持たせようとしており、演出からもこだわりが感じられます。撮影にあたっては、National Geographicのカメラマンを起用したといいます。
年々減少しているアメリカ国内の農家を支えながら、身体にも良いオーガニック食品を手に取る人が少しでも増えてほしいという切なる願いが込められたCMでした。
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