日本全国の高校生にLINEリサーチ 今年流行りそうな言葉「それな・それなー」「草」

LINEは保有する約630万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しており、日本全国の高校生を対象に、今年流行りそうな言葉やその理由などについて調査結果を発表しました。

高校生に今年いちばん流行りそうな言葉について、自由記述形式で回答(2023年4月時点)してもらった結果、全体1位は約5%で「それな/それなー」、2位は3%で「草」がランクインしました。順位は入れ替わったものの、昨年(2022年)から引き続いての上位となりました。3位以降は、「知らんけど」「オッケーカフ」「やばい(やばみ・やばすぎ・やば(ち)など)」が続きます。

「オッケーカフ」は、親指と人差し指でつくるオッケーポーズの「オッケー」とイヤーカフの「カフ」をあわせた言葉で、オッケーポーズで耳をつまんだものです。2022年にSnow Manのメンバー向井康二さんが流行らせたいポーズとして考案、以降他のメンバーも含めて使うことで徐々に人気になっています。

男女別でも、それぞれ1位は「それな/それなー」という結果に、また2位以降は男女でランキングに違いがみられました。女子高生の2位は、「オッケーカフ」でしたが、男子高生では、2023年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関連した言葉から3位「憧れるのをやめましょう」、4位「ペッパーミル」となりました。また、男子高生の5位には「蛙化現象」がランクインしました。

流行しそうだと思う理由については、男女ともに1位は「まわりの友だちや知り合いが使っているから」となっていて、男子高生では3割強で、女子高生では3割台後半となり、女子高生のほうがやや高い傾向が見られます。2位以降は、男女で違いがみられました。男子高生では、2位に「YouTubeで見かけるから」が3割超で入りました。次いで3位の「自分が使っている/考えた言葉だから」、4位の「Twitterで見かけるから」が僅差で続きました。また、「YouTubeで見かけるから」と「Twitterで見かけるから」は、女子高生よりも男子高生のほうが高い割合となっています。

いっぽう、女子高生の2位以降では「自分が使っている/考えた言葉だから」「YouTubeで見かけるから」「インターネット(SNS以外)でよく見かけるから」が続き、5位の「有名人や芸能人が使っているから」は男子高生に比べてやや割合が高くなりました。ランキング外ですが「TikTokで見かけるから」は、高1女子で3割弱と高めの結果となっています。

LINEをデータマーケティングのプラットフォームとして活用できる可能性を示した好例となりました。今年流行りそうなモノ・コトを予測してみるというのもおもしろい結果が期待できそうです。昨今、とかくAIによるビッグデータの活用が論じられる時代に、リアルな声の集計の説得力を考えさせられる事例となりました。

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