ビールの売上が2倍に!“シャイボーイ”のインサイトを捉えたバーのダイレクト・マーケティング

Case:QR CODE BEER BOTTLES

シンガポールで最も人気のあるバー・チェーン、「Harry’s Bar」が仕掛けたダイレクトマーケティング。

背景

シンガポールの若者は異性に積極的に声をかけることができない、いわゆる“シャイボーイ”が多いそうで、そんなシャイな男性でもバーで見かけた気になる女性と気軽に“会話”ができるようになれば、と考案された企画、その名も ‘Bottle Message’。

施策内容

ビールを注文した男性客にQRコードが描かれたタグ付きのビール(瓶)を出します。

男性客はバーの中で気になる女性がいて、とりあえず匿名で気軽に声をかけたかったら、当企画専用のHarry’s Barメッセージアプリをダウンロードして、その後でタグについているQRコードを読み取り、そのアプリで女性へのメッセージをタイプします。


その後で、男性にもう1本ビールを購入してもらいます。
その新しいビールに自身のビールについていたタグをひっくり返してかけてもらいます。
(※ここら辺の説明も全てタグに明示されています)

そのタグ付きの新しいボトルを店員に頼んで、「僕からあちらのお客さんへ」的な感じで意中の女性の元に持って行ってもらいます。

受け取った女性がタグを読み、QRコードをスキャンすると、先ほどの男性のメッセージが読めて、気軽に会話がスタートできるという仕組み。

以下はメッセージ交換の一例です。

結果

メッセージ付のビールを受け取った女性たちは大いに驚き、大好評だったそうです。
さらにこの取り組みを通じて同チェーン店のビールの売上はなんと2倍になりました。

こういうお客さんが喜ぶ仕組みを創出して、お店の売上(実利)にも繋げるのは素晴らしいですね。ターゲットインサイトを捉えた素敵な取り組みでした。

QRコードを活用したプロモーション事例に関心のある方は下記もご覧ください。
世界のQRコード広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

・psfk
http://www.psfk.com/2012/09/dating-qr-code-beer-bottles.html
・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/dm/harrys_bar_singapore_bottle_message

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